Turtle on aged #3
浦島(あれ…30分くらいは息が続くとは思っていたけど…全然苦しくないぞ?)
緑「まぁ、呼吸しても大丈夫ですからね」
浦島「あ、本当ですね。これはどうしてですか?」
緑「鮫と修行をしていた時に海でも大丈夫な特殊な呼吸も取得したみたいですね。本来であれば死んでいるはずですが」
鮫「特殊な呼吸ができることもわかってお誘いしたわけですから」
浦島「最初に習ったのが海術の基礎である呼吸法でしたね」
鮫「魚のようにずっとできるわけではないですが、呼吸の具合によっては1日くらいは大丈夫になりますよ」
浦島「それはすごいですね」
鮫「今の状態では半日くらいでしょうか」
浦島「あと2年くらいは必要なんですかね」
鮫「いえ、修行の強度によっては1年もかからないかもしれません」
緑「見えてきました」
浦島「すごい…皇宮より素晴らしいかもしれません」
緑「人間より魚類の方が多いですからね」
―
浦島「あれ…これは…」
鮫「気が付きましたか。泡は酸素があるので海術の呼吸を忘れなければここでの生活も苦ではないはずです」
浦島「なるほど…戻らなくても大丈夫なんですね」
鮫「御親族はいらっしゃらないんでしたっけ…」
浦島「ええ、小さい時に両親は亡くなりました。兄弟等もいないので悲しむ人間はいません」
緑「他の人間が不思議に思うんじゃなくて?」
浦島「いえ、大丈夫です。そんなに知っている人もいないので」
緑「それはそれで悲しいですね」
浦島「まぁ…そうですね」
鮫「それでは三魚の方々にお会いしに行きましょうか」
―
浦島「あの…三魚と…?」
鮫「大きな部類では海の生き物。魚です」
緑「蟹の楚様、蛸の八爪様、烏賊の墨様です」
浦島「よろしくお願いします」
楚「いいけど…そもそも、鮫に一つ聞いていいかい?」
鮫「なんでしょうか?」
楚「この者、流戦をしたことがあるのか?」




