Match seller woman #5
「おい、知っているか?放火犯らしき人物が捕まったらしいぞ」
「そういえば衛兵も少し穏やかになったみたいだな」
「マッチ売りからマッチを買ってそれを使っていたみたいだな」
「阿呆だな…合計30件以上の放火だろう?生きては出てこれないな」
「だろうな…しかし、気になることを言っているみたいでな」
「なんだ?」
「自分は20件くらいしかやってない。10件くらいは知らないって」
「20件も30件もそんな変わらないだろうに」
「だよなぁ。まるで他にも犯人がいるみたいに」
―
輝夜「マッチ売りはやめたのか?」
アニー「そうだね、もう暖かくなるだろうからね」
輝夜「それは1人の放火犯が捕まったからか?」
アニー「いつから気がついていたの?」
輝夜「油くさい現場と油臭くない現場があった。一つの仮説。私のように力を操る能力を持っている人間もいる。それなら火を操る人間がいてもおかしくないであろう?」
アニー「…やっぱり酒場潰していたのはあなただったんだね」
輝夜「なんのことやら…」
アニー「まぁ、いいや。バレちゃったし。それでどうするの?私を売りに行くの?」
輝夜「それも一興」
アニー「それじゃ…」
輝夜「しかし困ったことがある。この国は寒い。温かい者がいれば問題はなかろう」
アニー「私を使うって言うこと?」
輝夜「使われてくれるか?」
アニー「そうだなぁ…この寒さが和らぐくらいまでなら一緒にいてあげてもいいよ」
輝夜「そうか。それでは頼むとしようか」
―
アニー「空も飛べるなんて便利だね。その能力」
輝夜「それでこの寒さの原因は?」
アニー「さぁ?」
輝夜「何年も居て何も話を聞かなかったのか?」
アニー「…」
輝夜「何か心当たりがあるのか?」
アニー「近くの森に住んでいる魔女がなんちゃらって聞いたことがあるようなないような」
輝夜「魔女…如何にもか」
アニー「まずは森を燃やそうか」
Match seller woman stop once.




