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Exception Story  作者: はりまる
44/48

Match seller woman #4

アニー「眠いよ…」


輝夜「もう少し寝ているといい」


―


「少ない油で燃える。マッチはなんていいんだ…」


輝夜「君が放火犯…ということか」


「何で君がいるんだ…?もう全部売り終わったというのかい?」


輝夜「交代してもらった。簡単な話…じゃろ?」


「たった1人で来たのか…?女1人で…」


輝夜「どうだ?私と一緒に踊らないか?」


「嬉しいお誘いだが…見られたからには生かして置くわけにはいないなぁ」


輝夜「なんだ、なんやかんや言って一緒に踊ってくれるのではないか」


「もう、油に塗れる準備はいいか?」


輝夜「濡れるのは困るな。寒くなってしまう」


「そんなのは燃せば関係ないだろう?」


何かを引く動作をする。


輝夜「月の舞…斯空」


「あ…?なんで油が空中に浮いているんだ?」


輝夜「液体も重力がなければ落ちない。それくらい常識だろう?」


「常識…お前何者だ…?」


輝夜「それを言う必要はあるのか?」


「死ぬ前に聞かせて欲しいもんだ」


輝夜「大丈夫だ。死にはせん。しかし一つ気になることがある。圧縮した油を発射するとどうなるんだろう

な…」


油が荒ぶり始める。


少し弾けた油は弾丸のように建物を穿つ。


輝夜「ほう…これは面白そうだ。これなら踊れるだろう?」


一斉に圧縮された油は加速度的に地を穿つ。


輝夜「踊れ踊れ。暖まるであろう」


「ぐあっ…あ、足が…」


輝夜「止まってしまったら死ぬぞ?ほらもっと踊れ」


―


「…」


輝夜「良い汗をかいたな。もう暖まる必要もあるまいて」


「…」


『警察だ!何が!』


「こいつ…油くさい…それにマッチ…こいつが放火犯か!」



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