Honesty is policy #4
銀太「この鉞で全部俺がぶち壊す…熊も…そしてお前も…」
「そうですか…そうですか…」
銀太「ここから早く…出せっ…」
「うん、君素質あるねぇ…よし、それじゃこの鉞セットをあげよう。そして君たちを回復させてあげよう。この刃が欠けた鉞は使い物にならないから」
銀太「父様の形見…」
「父様と村人どっちが大事?」
銀太「くそ…」
「それじゃ頑張ってくれたまえ…あ、回復ね。“回復回復”」
銀太「くそが…っ!」
見る見るうちに意識も回復していく。
銀太「やってやる…」
対峙する熊は相変わらず傲っている。
銀太「この銀の鉞…なんでこんなにしっくり来るんだ!」
鉞を構える。
銀太「もう村民に手を出すなよ」
熊も警戒を強める。敵意に気付いたようだ。
銀太「剛力…連國」
怒涛の連撃を繰り出すが、熊は最小限の動きで躱す。
銀太「上等!剛力…桂男」
円状に刳り貫く。
木々を薙ぎ倒し、地を穿つ。
銀太「これも避けるか…それならどんどんあげるぞ」
鉞を回し始める。
銀太「金剛力…創蓮華」
目にも止まらぬ素早さで熊を切る。
銀太「金剛力…」
その時気がつく。攻撃が当たっているにも関わらず、体液一つ出ていないことに。
驚きの事実に驚きが隠せない。
そして技を出さなかった。
銀太「まず…」
轟音が鳴る。
金太「何してんだよ」
銀太「馬鹿野郎…待ってたんだよ」
金太「そうかよ。不思議なことに体が軽い」
銀太「遅れるなよ」




