Naked king #4
浦島「それでここは何処ですか?」
ジャン「浦島ボーイが倒れていた場所の真反対側にある工場倉庫。ここでとあるものが作られているという」
浦島「とあるもの?」
ジャン「特殊な糸。だ。それ以上は知る必要はない」
浦島「これだけの人数…と言うことは相手も」
ジャン「そうだな、組織的な相手だからな」
浦島「あ…雨が」
ジャン「天気は良くなかったからな」
―
「王よ。一切動きが見えませんね」
ジャン「そうだな…あの噂はデマだったか」
浦島「先ほどからいるあの倉庫の前に立っている者は何者だ…?」
ジャン「何?誰かいると言うのか?」
浦島「1ヶ所濡れていない場所がある。その上、途中で雨が弾かれている」
ジャン「そうは見えないが…目がいいのか」
浦島「ええ、他の人よりは…多分」
ジャン「ではあの噂は本当だったのか…」
浦島「ですが…どう言うことですか?まるで透明になれるような…」
ジャン「そのままだな」
浦島「というと…」
ジャン「透明になる服。それが奴らの実態だ」
浦島「とても難しそうですね」
ジャン「いや、上出来だ。であれば組織を潰しに行くか」
浦島「お供しても?」
ジャン「頼むぞ。ボーイ」
―
浦島「雨が降ればこっちのものですね」
ジャン「お手並み拝見と行こうか。見張りは頼んだ。我たちは倉庫の中を」
浦島「海術…魚連」
雨が逆巻く。
乾いた土が赤く染まる。
「何故バレ…た…」
浦島「海術…鯨貫」
倉庫まで穴が開く。
ジャン「致し方ない…」




