Naked king #1
Turtle on agedの続きです。
「ここは何処だ…」
1人の青年は浜に打ち上げられた。
浦島「そういえば海底を彷徨って…息が続かなくなったんだっけ…」
辺りを見回すが、人が見当たらない。
浦島「何処まで来たんだろうか…」
見たことのない光景に少し焦燥感を覚える。
「そこのボーイ。見ない顔だね」
浦島「あ…あなたは?」
「我はこの国の王である」
浦島「浦島と申します」
「ミスター浦島。何処から来たんだい?」
浦島「小さな島です。名も無い島です」
「そうか、まずはその濡れたボディをそのままにしてはいけない。我が城へ来るが良い」
浦島「よろしくお願いします」
―
浦島「すみません、ここはなんと言う国なんですか?」
「ここはアルセン国。いい国だろう?ボーイ」
浦島「そうですね。なんというか着られているものが不思議ですね」
「ここはシルクや色々なものを作っているんだ。商業的にも発展している場所だからね」
浦島「なるほど…だから厚着なんですね?」
「そうだなぁ。そう言うことにしておくか」
浦島「それにしてもみなさん色味がさまざまですね」
「服の多さ、派手さがその家の象徴のようなものだからな」
浦島「それだと王様のはずなのにそこまで派手ではないんですね」
「顔パスみたいな。別に派手にしなくても顔がいいからさ」
浦島「確かに端正なお顔立ちだと思います」
―
「王よ…。勝手に外を出歩かないでください。どれだけ兵が慌てていると思っているんですか」
「少し訓練をしに海まで行ったらこのボーイが居てな。服が濡れているみたいだから乾かしてくれ」
浦島「お世話になります」
「乾かすのはいいですが…代わりの服がないのでは」
「我の服を貸せばいいだろう」
「それは…」
「大丈夫だ。あいつも強い」




