Red hood lady #5
アリス「ごめんなさい」
桃太「謝っている暇はない。もう1匹いたんだ」
アリス「行きましょう」
―
近くにはいなく匂いを辿ってきた。
アリス「村が…」
桃太「この匂いは…さっき嗅いだ匂いより強い…」
家の壁に紅い液体が垂れている。
それも其処彼処に…。
アリス「人狼は食べた人間の数だけ強くなります…」
自宅から出てきたアリスは涙を浮かべていた。
その時、気がついた。全方位から鉄臭い匂いを感じる。
おそらく、誰も生き残ってはいないだろう…。
―
アリスが泣き止むまで待った。全意識を集中させながら…。
そして一つ、どんどん強い獣臭が近づいてくる。
桃太「ついに来たみたいだ」
家の中にいた獣が可愛く見えるような大きさにまで成長していた。
桃太「お前…何十人喰った」
「10から数えていない…2匹食えることは決まっているみたいだがなぁ」
口の端から涎が垂れる。
桃太「そうか…桃源流…総―」
アリス「桃太、待って」
桃太「アリス?どうした?」
「女子の肉は美味い。最後に喰ろうてやる」
アリス「人…殺したんだから…自分が死んでも文句は言われないよね」
アリスの服の中から両手に何かを持つ。
アリス「跳弾掃射<エンドワルツ>」
乾いた音が連続して聞こえる。
そして放たれたものは家の壁などを跳ね、人狼を穿つ。
穿った後も再び、跳弾し、人狼を穿つ。
―
アリス「お母さん…みんな…ごめん…」
アリスは泣き崩れた。人狼は動かなかった。
桃太「俺と一緒に来ないか」
アリスは泣きながら…コクリと頷いた。
Ogre slayer of peach→Red hood lady stop once




