Red hood lady #4
アリス「あれがお婆様の家」
桃太「いい家だな」
アリス「おかしいな…扉が開いてる?」
桃太「少し離れて」
アリス「桃太?」
桃太「少し嫌な匂いがする」
これは先ほど気になった鉄の匂いではない。
母様が亡くなった時に鼻の奥にずっと残った血生臭い匂い。
戸に手をかけ、ゆっくり開ける…。
より強い匂いが鼻をつき抜ける。
桃太「そこにいるのは誰だ」
「何だい?勝手に人の家にやってきて…鍵をかけ忘れていた」
アリス「お婆様?」
「おお、アリス。この人は誰だい?」
アリス「母上が連れてきたお方で今日着いてきてくれました」
「なるほどね、今日はアリスだけだと思っていたから料理を作ってないけど…大丈夫かい?」
桃太「気にしないでください。それにしても今何をなさってたんですか」
「お昼ご飯をね」
アリス「そうなんだ…それで誰?」
「アリスどうしたんだい?」
アリス「母上呼びに反応しなかったあなたは誰?いつもお婆様はお母さんと呼べと口酸っぱく言っていたの
で…」
「そこまでは知らなかったな…そんなことでバレるなんて思わなかったが…」
桃太「間違いではなかったか」
お婆様と呼ばれていた人間から毛が生えていく。その者にアリスは近づいていく。
桃太「アリス?どうした?」
アリスは無言で服の中から何かを取り出す。それを毛の生えている者の頭に近づけ、一つ乾いた音がなる。
桃太「アリス?」
毛が生えていた者は動かなくなり、その場で倒れる。
アリス「人狼。人を食べて皮を被りその人の近くの人を食べるこれが…危険な獣」
アリスの顔は涙が溢れていた。
そっとアリスを抱き寄せた。
その時窓が割れる音が聞こえる。
桃太「もう1匹いたのか…!」




