Bowl on little boy #5
一寸「珍しい。蓬莱山を登る人間が。声をかけてみよう」
―
「どこからか声が聞こえるが、一体なんだ?仙人様でもいるのか?」
「下です!下!」
「ん…うわ、こんなに小さいのがいるのか。何してるんだ?」
一寸「莱草を採りにきたんですが、あなたは?」
「ああ、俺もその莱草というのを採りに来たんだが、最近魔物がいないと聞いたからな。それで」
一寸「そうなのですね。莱草は頂上付近にあります、ですが道が急なので気をつけてください」
「そうなのか。その身体だと不便だろう、俺の肩に乗るか?案内してくれれば運ぶぜ」
一寸「本当ですか。辱いです」
「困ったときはお互い様だ。俺は縁よろしくな」
一寸「一寸です。よろしくお願いします」
縁の肩に乗せてもらい蓬莱山を登る。
一寸「すごい、こんなに早く登れるなんて」
縁「そうか?まぁ、この身体だと時間かかるだろうな」(最悪このガキ殺して一儲けだな)
一寸「もう着きますよ」
縁「そうか、案外近くまで来てたんだな」
一寸「ほら、あそこに生えている草が莱草です!」
縁「…」
一寸「縁さん、どうしましたか?」
縁「あそこにいるデケェ化け物はなんだ…?」
一寸「化け物…?そんなものみたこと…」
縁が指差す先には動く黒い岩のような…
縁「化け物じゃねぇか…お前、俺を騙したな!」
一寸「知りません!でもそんなこと言っている暇はありません!何とかしないと!」
縁「俺は逃げる!勝手にしろ!」
一寸は振り落とされた。枝を持ち、願う。
一寸「槍を!」伸びる枝は地を穿つ。それからゆっくり降りる。
大きな黒い化け物は地を這い、縁を追っていく。
一寸「あのままじゃ!」
ことの重大さに気づき、猪口に飛び乗り川を下る。
一寸「母様!薬師様!お隣様!」
前日雨が降っていたからか川の流れが激しい。
一寸「間に合ってくれ!」
Bowl on little boy stop once.
Ogre slayer of peach START.




