↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Exception Story  作者: はりまる
22/48

Bowl on little boy #2

「おじさん!一さんのところのお子さんなんだけど、何やら大変みたいで!」


「なんだ?」


「母様が熱にうなされて!」


「一さんのところっていうと…ここから1分もしないが…ちょっと待っとれ」


―


「莱病だね…」


「莱病って何ですか?」


「あの蓬莱山にしか咲かない草、莱草を煎じて飲ませないといけないな」


「無いのですか?」



「最近何かが住み着いているみたいでね、採れなくなっているんだよ」


「何がいるんですか?」


「さぁねぇ。わからないが何人も返り討ちになっているんだ」


「母様…」


「保って七日だろうなぁ…」


「そんな…」


「…採ってきます!」


「その身体で…自殺行為だろう」


「大丈夫です!何か守れるものと、攻撃できるものを用意してくれれば!」


―


「いざ行かん!莱草を採りに!」


巨人が跋扈する中、少年が旅に出た。


―


猪口を背負い、針を持って山を登る。


「すでにここに来るまで一日経ってしまった…早く行かなければ」


あらゆる障害を乗り越え、突き進む。


小さな山を越え、湖を猪口に乗って渡り、草場を乗り越える。


「こんな崖…登れるのだろうか…」


蓬莱山は普通の人間でも登ることを躊躇する。


足場の厳しい岩場に野生の動物。


「あなた、何者ですか」


鼠色をした多足の生き物。


「言葉を発さない…人では無いようですね」


針を構える。


無言の鼠色多足は針を守るように身体を丸くする。


その身体は針を通さない。


「一体どうしたら…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。