Come back α moon girl #4
輝夜「なるほどな…そんなに熱烈だったのか…。今では考えられないな」
爺「やめてくれ…顔から火が出てしまいそうだ」
輝夜「爺も特殊な技が使えるのか?」
婆「物の例えですよ」
輝夜「とても恥ずかしい。そういうことか」
婆「そういうことです」
―
爺「久方に食べる蕎麦は美味しかったな」
輝夜「また食べに来たいな。みんなで」
婆「ええ、来ましょう。今度はまた変わったお話をお聞かせしますよ」
輝夜「それは楽しみだ」
―
爺「何者だい一体…」
「そこの嬢ちゃんが金を出していたね…俺らにももっとくれないかい?」
婆「うちの娘に手を出すんじゃないよ…!」
輝夜「そうか…これが乞いというものか。そうか…それで何を対価に出す?」
「対価なんざねぇよ!金持っているんだからヨォ!それを恵んでくれりゃいいんだよ!」
爺「輝夜、逃げるのじゃ!」
輝夜「こんな蛮行を許すわけにはいかない…」
輝夜は爺と婆の前に立つ。
婆「輝夜…!」
輝夜「そこの蛮人よ…相反する方向の力が加わると人間どうなると思う?」
笑った顔は天使か悪魔か…。
陽が傾き始めた時、叫び声が村中に広がった
爺「ああ…輝夜、助かったよ」
婆「帰りましょう」
輝夜「もう蛮行を行うでないぞ。聞こえぬやもしれぬが」
関節が曲がってはいけない方向に曲がっている。
痛みで意識を失った蛮人は無事捕まった。
―
輝夜「そういえばこれ、爺と婆に」
買っておいた指輪を2人の指にはめる。
婆「まぁ…」
爺「大切にするよ…ありがとう…ありがとう」
輝夜「いつまでも元気でいてくれ」
その夜、黒髪の鬼というものが指名手配された。




