Come back α moon girl #2
輝夜「この世界は魔力が満ちている…金を生み出すのは容易だが、価値が下がってしまう。今の生活に苦労はしていない…であれば、このままで良いか…」
月夜、屋根の上で一杯呷る。
輝夜「竹水…美味也」
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爺「輝夜や、ちと手を貸してくれぬか」
輝夜「何様だ?」
爺「ちと腰が痛くてのぅ。いつものを頼む」
輝夜「月の舞…乖闢」
爺「おう…本当に不思議だな。物の重さを変えられるとは」
輝夜「爺の体を軽くするのもできるぞ」
爺「いや、体を鍛えるのを怠るのはよくないからな」
輝夜「鍛えずとも一生食うのには困らないのではないか?」
爺「そうだな…問題はないだろう。だが、婆さんや輝夜に面倒見てもらうのも少し申し訳なくてな」
輝夜「そんなことか。気にすることはない」
爺「どちらにせよもう長くはない。なるべく輝夜といるのを楽しみたい」
輝夜「そうか…」
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輝夜「婆も聞いておったか」
婆「ええ、爺さんと同じ考えですよ」
輝夜「そうか…それであれば楽しもう」
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輝夜「月の舞…断戒」
大きな溝が掘られる。
―
爺「これはどういうことじゃ…」
輝夜「移動を便利にした。側溝を掘り、そこへ船を置いた。これで下まで行ける」
婆「急にどうしたんだい?」
輝夜「楽しもう。村へ降りたり。爺と婆と一緒に」
爺「…輝夜」
婆「一緒に行きましょう。なかなかこんなことはないでしょうから」
輝夜「それでは乗ってくれ」
―
輝夜「月の舞…速陣」
船は浮かび上がり、竹で出来た船は緩やかに掘られた溝を進む。




