Ax man won bear #3
金太「何かすごい嫌な匂いがするな」
銀太「そうだな…独特な獣臭に何かが加わったような…」
金太「ったく…木々がまどろこしい…」
銀太「切りすぎると問題になるからな。それに射線を切れるだけでもいいだろう」
金太「射線も関係なさそうだがな」
金太の指す方には倒れた木々ある。
銀太「猪突猛進…それで額が傷ついたのか」
金太「わからないが…少なくともまともな猪でないことは確かだな」
銀太「そうだな…」
双子はできるだけ足音を立てないように山の中を進む。
―
銀太「こんな洞窟。昔あったか?」
金太「少なくとも半年前まではなかったと思うぞ」
銀太「だよな…それにこの足跡の量…」
金太「少なくとも1匹ではないようだ」
銀太「2人で入るのも危なさそうだな」
金太「どちらにせよ、1人くらいしか入れなさそうだ」
銀太「行ってくる」
金太「死ぬなよ」
銀太「お前もな」
―
銀太「意外と深いな…」
洞窟に入って5分は経過しただろうか。入り口は狭かったものの、中は少しずつ広くなっている。とは言って
も、2人は入れないようだが…。
―
金太「遅いな…何かあったのか…?」
そう思慮していた時に、後方から足音が聞こえる。
金太「いつの間にっ!」
避けきれず、突進を受けてしまう。
金太「なんだよ…お前…全然気が付かなかったぞ…」
額にバツ印…。
金太「何言っても通じねぇと思うけどよぉ…」
背中から鉞を抜く。
金太「結構いてぇんだよ!」
四股を踏み、構える。
金太「剛力…破斬」横に鉞を振り抜く。木々が波に呑まれるように倒れていく。




