表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/149

第24話 大宴会 ③


「そうよ、とても大事なこと。今日、宴会なんでしょ?」


 はぁ、何を今さら言ってんのよ、という感情がひしひしと伝わってくる。


「はっ? えっ、宴会??」


「ねぇ? そうでしょ」


 静かに気配を消そうとしていた雅親に、きよちゃんは容赦なく話しかける。


「えっ? うん……うん! そう、今日はジュンジとノブオさんの歓迎会アンド、ジュンジの自車校入学祝いパーティーだよ!!!」


 思いだした雅親は徐々にテンションが上がっていった。


「そうか! きよちゃんもパーティーに参加しに来たのか!!! いやぁ、メンバーが増えて嬉しいな」


 雅親は立ち上がり、小躍りしている。


「宴はみんなで参加しないとね。それに……ほら、デザートいるでしょ?」


 きよちゃんはそう言って、ジュンジにコンビニの袋を手渡した。


「えっ、デザート? きよちゃんコンビニ寄ってきたの?」


「そりゃ、何もなしに手ぶらで来るのは悪いじゃない? それにデザートは必要なのよ。でしょ?」


「は、はぁ。そうですよね……」


 そんなにデザートは必要なのか……しかも、あの美少女顔で13頭身でコンビニに行ったのか……もう、それ都市伝説じゃん……


 なんて、とても声に出して言えないジュンジは、一人、心の中でツッコミを入れる。


 そして、袋の中をそっと見てみた。


「あっ、おまんじゅうがいっぱい。それにお団子も……ロールケーキとかプリンはないんですね」


 何も考えないジュンジは素直に感想を述べてしまった。


「はぁ? 何言ってんの!!!」


 わからない何かが、きよちゃんの逆鱗に触れてしまった。


 やばい、キレかけている……助け舟を求め、慌てたジュンジは雅親を見る。


 そのとき、雅親は聞こえていない、見えていないフリを決めた……


 そして、ジュンジは生命の危機を感じ始めた……!!


「遅くなっちゃって、ごめんねー。半紙とメイク道具、持ってきたよ」


 女神、美希果は絶妙なタイミングで帰ってきた。尊い命が今、一つ救われた瞬間だった。


「あら、こちらこそ催促しちゃって、ごめんなさいね。じゃぁ、特別に見せてあげるわ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ