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No.39 秘密:百戦錬磨の仮面 100階層


 『秘密:百戦錬磨の仮面、100階層に転移しました。』


 聞きなれたシステム音が頭の中に響き、とうとう最終階層を当てることができた。

 たった7回の転移でここまでこれたのは運が良かった。確率的には.......面倒なのでパスで。まぁ、餓死する前にここまで来れたことに感謝しよう。


 道中のボス連戦でレベルもそれなりに上昇した。そこで、気づいたことがある。

「ダイスロール」のステータス育成の弱点についてである。

 結論から言えば、自身のステータス合計が魔物のステータス合計より高いとレベルが上がりづらいみたいだった。多分このとき、LUKの数値は含まれていない。LUKは戦闘には関係しないからな(カケル以外は)。


 それのせいで、93層のレベル930の「ヘル=ウィンド・ドラゴン」に勝利した時以外にレベルは上がらなかった。本来なら、ボス魔物のレベルが僕のレベルより高く、レベル差があればあるほど貰える経験値は多くなる。それに、ボス魔物だ。通常魔物より経験値が高い。それなのに、思ったほどレベルは上がらなかった。


 これが、今のステータスだよ。↓↓↓


 ♡♡♡♡♡


 名前:錦戸《ニシキド》 翔《カケル》

 職業:天命のギャンブラー(補正:初期LUK+10×10)

 Lv:297

〈ステータス〉

 HP:891/891

 MP:588/588(594)[⇐衣嚢《いのう》の中にアイテム6個]

(呪い:ダンジョン脱出不可)

 STR:594 →29,700+150(2万9,850)

 DEF:297 →14,850

 INT:297 →14,850+3(1万4,853)

 RES:594 →29,700

 AGI:891 →44,550+5(4万4,550)

 DEX:891 →44,550

 LUK: 30,591→1,529,550 [152万9,550]


〈スキル〉

「ダイスロール」「ダイスロールⅡ」

「コイントス」「コイントスⅡ」

「ポーカーフェイス」

「シャッフル」「ガチャ」「有料ガチャ」New

「アイ・イン・ザ・スカイ」New

「単勝一点賭け」「賭博師の衣嚢《いのう》」

〈魔法〉

「ワンペア」「ツーペア」「スリーカード」「フォーカード」New

「フルハウス」New「ストレート」New「フラッシュ」New

「レイズ」「コール」「ベット」New

「オールイン」「フォールド」New

「フィッシュ」New

「ブラックジャック」New「バカラ」New

〈装備〉

 武器:苦獄《くごく》・風纏竜千《かぜまといりゅうせん》

  STR+150(属性:風[ダメージ+100])、スキル「苦蝕刃《くしょくば》」、魔法「獄竜風船《ごくりゅうふうせん》」


 防具:兎型の片耳イヤリング(頭) INT+3

    瞬兎足《しゅんとそく》(足) AGI+5

   

   なんの特徴もない普段着

〈アクセサリー〉

 大罪の指輪【強欲】

 (呪い:装備固定) 「共鳴」


 ♡♡♡♡♡


 以前のレベルアップで手に入れたスキルや魔法を試す前に、新しいものを手に入れてしまった。餓死の可能性より時間的余裕がなく、ここまでの戦闘でもどのような効果があるのか分かりやすいスキル・魔法しか使ってこなかった。

 現在、僕はキャパオーバーしている。だがここは最終階層。この階層を攻略できればだ脱出できる。終わりが見えたのだ。

 そのため、増えたスキル・魔法の説明欄をしっかりと読み、一度使用して見たりして検証も合わせて行う。最後のボス戦だからね、しっかり備えるよ。


 使えるもの、使えないもの。リスクが高いもの、低いもの。等《など》と分類わけをしている最中に僕はいつの間にか眠ってしまった。



 ☆☆☆☆☆☆


 眠りから覚める。変な体勢で眠っていいたようで体中が痛い。

 代わりに、全身が軽くなっているように感じていた。思っていた以上に僕は疲れていたみたいだ。本来、ボス連戦などする行動は常識的ではない。しかも、ソロで格上ばかりと戦闘するなんて、バカげている行為だった。


 軽く体を動かし、固まった筋肉を起こす。途中だった確認も終わらせる。



「さて、そろそろ行きますかね、ラスボス戦。レベル1,000の化け物かぁ、勝てるかね。頼みますよ新武器のクゴク。それとギャンブラー様、LUK様、お前に僕の人生賭けたんだから本当に頼むよ。」



 自身を鼓舞し祈りを捧げてから、門を開け虹色の膜の中に入る。

 そして門の先は、真っ白な空間だった。



 真っ白な空間に、ポツンと1つの黒い仮面が浮いている。

 その仮面は、僕の顔を覆い隠すぐらいの大きさしかない。

 また、仮面には2つの穴が開いている。僕の顔で言えば、両目の部分が開いている。2つの穴の先には、後ろの真っ白い壁が見える。

 両目の部分が白く、仮面は黒い。この空間を含めた、この異様な光景が僕に恐怖を与えていた。


 与えられた恐怖は、スキル「ポーカーフェイス」により緩和されていくのを感じる荒くなっていた呼吸がだんだんと落ち着いていき、心に余裕が生まれてくる。初めて、サラリと効果を発動している「ポーカーフェイス」の効能を実感できたような気がした。


 人差し指を仮面に向けて言葉にする。


「【ロックオン】」



 ♡♡♡♡♡


 名前:醜く穢れた私怨《シエン》の仮面

 Lv:1,099

 HP:446,013/446,013 [46万6,013]

 MP:1,903,333/1,903,333 [190万3,333]

 (呪い:逃走不可)

 STR:‐

 DEF:‐

 INT:‐

 RES:‐

 AGI:‐

 DEX:‐

 LUK:‐

〈スキル〉

「百面相」「無垢《むく》の生《せい》」

「秘密の試練:逃」


 ♡♡♡♡♡


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