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No.21 Eランク試験編:5 うん。相談しよう

「最後は僕だね。実は、僕も覚醒者なんだよね。」

 そう言いつつ、僕はステータスを見せた。


 ♡♡♡♡♡♡

 名前:錦戸《ニシキド》 翔《カケル》

 職業:ギャンブラー(補正:初期LUK+2)

 Lv:21

〈ステータス〉

 HP:63/63

 MP:42/42


 STR:42+2(44)

 DEF:26+21(47)

 INT:26+18(44)

 RES:42+4(46)

 AGI:63+6(69)

 DEX:63

 LUK:105+5(110)


〈スキル〉

「ダイスロール」「コイントス」「ポーカーフェイス」

「シャッフル」「ガチャ」

〈魔法〉

「ワンペア」「レイズ」

〈装備〉

 武器:ラッキーラビットの短剣

 STR+2、LUK+5、「クリティカル時ダメージ上昇」

 

 防具:兎型の片耳イヤリング(頭) INT+3

    ラビッツコート(胴体) DEF+9、RES+4、AGI+1

    父ットパンツ(腰) DEF+12

    マジック手袋:双 (腕) INT+15

    瞬兎足《しゅんとそく》(足) AGI+5

 ♡♡♡♡♡♡


「うあー、錦戸君のクセにレベルが高ーい。ずるーい。でも、職業ギャンブラーって笑える。」

「錦戸君も覚醒者なのですね。その服装、ウサギ装備なのですね。可愛いです。」

「私達以外の覚醒者、初めて見ました。スキルが多いです。魔法もあります。すごいですね。」

「.....LUK高い。」


 ぶー垂れながら職業を見て笑っているのが藍沢さん。覚醒者であることに驚きつつ、装備に目が行ってしまうのが前崎さん。スキル・魔法欄について驚いているのがミライさん。ぼそりと一言呟いたのが、カコさん。



 それらの言葉を無視して、僕はダンジョンを潜るうえで、重大な問題になりうる『シャッフル』について相談することにした。


「驚いているの中、申し訳ないんだけどちょっと相談事があるんだけど。

 この『シャッフル』のスキル説明を見てほしい。」


 僕はステータスのスキルの『シャッフル』をタップして、彼女達に見せて説明する。


「この『シャッフル』なんだけど、強制発動型のスキルなんだよ。1人のときに検証した結果、完全ランダム仕様だったんだ。法則なんてなかった。

 それで、パーティー組むのが今回初めてだから、このスキルがどのように作用するか分からないんだよ。」


「パーティーを組んでいるときに、転移するのが錦戸君だけか、パーティー全体が転移するのかということですか。」


「うん。そうなんだよ。前者の場合は、僕抜きでダンジョン攻略してもらうことになってしまうから、相談したんだ。」


「今回の試験のパーティーで攻略が達成できなくなってしまいますね。」


「このスキルの所為で、階層が離れてパーティー強制解除みたいなのが起これば、君たちに迷惑掛かっちゃうからね。検証できる時間があればよかったんだけど....。」


「ちょっとまってて。パーティーついて調べてみるわ。」


 僕と前崎さんの話を聞いて、藍沢さんがスマホを取り出して何かを調べ出した。

 少しして、彼女がスマホを見ながら話し始めた。


「階層が離れてもパーティー解消されないみたいだよ。30階層離れててもだったそうよ。アメリカの冒険者が実験してたみたいだね。でもね、パーティーの経験値の割り振りに問題が出るそうよ。

 簡単に言えば、近くにいないと経験値もらえないみたい。一定距離離れるとそんな状態になるそうよ。

 えーっと、ステータスを開いてパーティーメンバーの画面がグレー色になるのが合図らしい。3日経つと自動的にパーティー解除されるのね。初めて知ったわ。」


「そうなんだ。調べてくれてありがとう、藍沢さん。」

「ムゥ、せっかくパーティー組んだんだから、下の名前で呼んでよ。他人行儀っぽくてなんか嫌。」

「わ、分かったよ。レン。これでいいか。それなら、みんなも僕の事カケルでいいよ。」


「呼び捨て。悪くないわ。」

 レンが手を口元に当ててしゃべっているせいで、うまく聞き取れない。


「では、私もサエカでいいですよ。カケル君。」

「よろしくお願いします。サエカさん。」


 彼氏さんがいるそうなので、呼び捨ては無理です。あっちも「君」づけなので、こっちも「さん」をつけさせてもらった。間違ってないよな........


「私達も下の名前で呼んでください。苗字だとどっちを呼んでるか分からなくなるし。」

「了解。ミライさん。」

「ミ・ラ・イ。呼び捨てでいいですよカケル先輩。」

「先輩?」

「レンさんと同級生なんでしょう。私達18歳だから『先輩』。」

「分かったよ。ミライ。それと....カコもよろしくね。」


 カコを仲間外れするのも悪いと思ったので、とりあえず呼び捨てで呼んでみた。(サエカさんは例外だよ。)

 呼び捨てされたことに、ビクッとカコにされたがミライの背後に隠れてから親指立てて、グッチョブマークを作ってくれたので、これいいみたいだ。


 そんな感じに呼び方も決まり、作戦も立てたのでダンジョンに潜ることにする。周囲を見渡せば、他の受験者の姿は見えなくなっていた。


「それじゃあ。ダンジョン攻略するぞー。」

「「「おぉー。」」」


 パーティーメンバーで掛け声を合わせて出発する。カコは腕を上げただけだけどね。


「カケルは、私たちと離れちゃったらボス前で待機しておいてね。勝手に攻略しちゃだめだよ。」

「了解したよ。」

「私たちの方が早く着いちゃうかもね。遅刻しないでね。」


 そんな言葉を掛けられつつダンジョンに潜る。

 そして、僕の体に強制転移の光が包み込み、転移した。


続きは明日!


9時から1時間ごとに1話投稿です。

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