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49大声の魔物

「イ、 『イグイグ』ですか………。」


どんな魔物なんだ!?


名前からして何か恐ろしげな雰囲気を感じます。


僕とリザがダンジョンに籠ってる時に遭遇してたら危なかったかもしれない!


「その魔物は32階層に居たの……。」

「え?どういう事です?さっき30層って…。」



「遭遇した『暁の熱風』は『もしかしたら付いて来ていたかもしれない』というニュアンスの証言もしてたの。

ただチームの全員が心を病んでしまって、証言出来る状態の者は一人だけ。



そういう事もあり、組合としては『イグイグ』の行動範囲が30層からと仮定しています。」


「そ、そうなんですか………。」

恐ろしい……。心を病むって……。



俺達32層でかなりイチャイチャしてたけど、危なかったかもしれない…。



「で、32層に降りた時に女に声で『お願い……来て……。』弱々しい声で助けを呼んでいたらしいの。」



「ゴクリッ」唾を飲み込む…。

なんかホラーっぽい話だな。



「『灼熱の熱風』は『ダンジョンのトラップで落ちてきた奴がいる』って思って少しずつ近づいたの。そしたら『もっと……もっと……』って弱々しく呼んだそうなの……。」




参った……。僕ホラー苦手なんだよ…。

手に汗をかいてきました。



「そうやって近付いた、次の瞬間!『心臓を鷲掴みするような大きな声』で!






『イグぅー!イグぅー!もう我慢出来ない!あアダジイグぅー!』って絶叫して襲って来たらしいの!!!」





……………。






……?





…ん?




「えぇ~っと32層って魔物はスケルトンとかでしたっけ?」

「ええ、そうよ、良く知ってるわね?ああ、そういえば、前に資料室利用してたわね?」



ふと、後ろにいるリザを見たら、とてつもなく『顔を真っ赤っ赤にして』うつ向いている。

そういえば俺『倒した』わ、その『魔物』。







『俺の剣』で。







間違いない。








ビクビク痙攣して倒れてた。








………心配して損しちゃった。




「その『灼熱の熱風』さんはその魔物の姿を見ていないんですか?」

「見てないらしいわ、今分かっているのは、

『弱々しい女性の声で呼び寄せる』事と

『心臓を鷲掴みにするような声で襲い掛かってくる』

この2点ね。

このダンジョンで『人の声』を使う魔物は今までの文献にも載ってないから、特徴としては分かりやすいと思う。

そういう『声を』聞いたりしたら、すぐにその場を離れて、組合に報告して下さい。」



「分かりました。気を付けて行ってきます。」

と、組合を離れた。








………。


しかし俺達も気を付けないと。

僕たちも良い教訓になった。


集中してても周りに気を配る。


重要だね!



組合では、10層までの許可をもらい、ダンジョンに向かいました。




リザは真っ赤なままです。




ダンジョンに入ったら、たっぷり慰めてあげましょう。





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