48新種
食事を終えたあと、三人で武器防具を買いに行った。
鞭が使えるならと、『フレイル』という武器を試してもらった。
『フレイル』は棒状の柄に鎖がついて先に刺のついた鉄球付いてる武器だ。
同じ「振り回す」という動きが似てるかと思ったんです。
お店に行ったら、先に大きい鉄球が1つ付いているのと、中くらいの鉄球が、3つ付いてるのがあって、エマに見てもらったら、
「これ私が利用してた鞭ににてますぅ!」
と大はしゃぎ。
『バラ鞭かよ、利用ってなんだ?』と、思いながらも、
エマが鉄球3つのタイプに食いついたのでそれにした。
鋼兜とチェインメイルと手足の革の防具を買って、盾は洞窟で見つけたミスリルの盾と、ミスリルのショートソードを使って貰う事に。
これで武装はばっちりだ。
帰りに調理の鍋を数個買って、野菜や食材を大量に買って、エマとリザにダンジョン用の食事を作ってもらう事にした。
「収納」があるなら、「わざわざ現地で作る必要無いんじゃね?」と思いついたんだ。
それを聞いて、二人も今ノリノリで頑張っている。
僕は二人の裸エプロン姿を、エロい目で見ながら、出来た料理を「収納」していく。
大体3日分ぐらいの食事ができて、
その日は仲良く三人でお風呂に入って、
イチャイチャして寝ました。
次の日、少し遅めに起きて冒険者組合に行った。
「こんにちはメリダさん。」
久しぶりなので明るく声をかけます。
「あら、ヨシア君こんにちは。久しぶりね?」
「今日は三人でダンジョンに行ってきます。」
「ふーん何階層まで行くつもり?」
「う~ん。40層位ですかね?」
この前行ったし。
「あのねヨシア君、むかーし百年以上も前に、国が何千人も頑張って、40層に『なんとか』たどり着いたって記録があるけどね?
普通は無理なの。」
「えっ!そうなんですか!?」
「大体あなた実績無いでしょ?まず、五層!
そこまで!
それ以上は魔物の討伐部位とか素材納品して、実績積んでから!」
「えー!?」
「これは貴方のためを思って言ってるの。組合は新人を育てる義務があるんです。」
「メンバーも三人に増えた訳ですし、せめて10層まで許可できませんか?」
「三十層に新種の魔物が出たの。
このダンジョン400年以上前から有るけど、全く文献に乗っていない魔物。
組合としても、その魔物の動きが予想出来ない。
調べてみたら、他のダンジョンで新種が上層に来たという実例もあったの。
そうなってくると、このダンジョンも新種が上層に上がって来ないという、確証も無い。
だから、こういう対応をとらざるを得ないの。」
「新種ですか?」
そんな魔物が!
「ウチのトップ3の1つのチームが、その魔物のお陰で、解散に追い込まれたわ!」
「どんな魔物なんです?」
これは聞いておかないと!
「組合としては、この魔物を、
『イグイグ』と命名しました!」




