43異なる国から
エマの着替えを待ってるんだが、どうも様子がおかしい。
「ご主人様。実はお願いしたい事が………。」
???なんだ?
「オークの巣から出るとき、怖がってたら目隠ししてくれたじゃないですかぁ。」
「あーはい。」
確かに。オークの巣から出るとき、僕がばら蒔いた『蟲』達の死骸が散乱していた状態だった。
あの時は『山盛りだと不自然かな~』なんて思って洞窟入ってすぐのところにばら蒔いた。
まさか、誰か連れて帰るなんて考えて無かったからな~。
んで、そこを通るときにエマが怖がってたから目隠しして、僕が手を引いて出て来たと、そういうこと。
お姫様抱っこでも良かったんだけど、抱っこしたりして、仮契約中に変なことするのは不味いかな?って事で目隠ししました。はい。
「アレでぇ、あ、アタシ、こ、興奮しちゃってぇ、そ、それで、また、お家まで、つ、連れてって欲しいなぁって………。」(モジモジ)
めっちゃクネクネしてる。
うあ……この子ダメな娘だ。
まあ、奴隷の性格を受け入れるのも、
主人としての度量だよな!
「いいよ、わかった。」
「ぇと、あの、その……」
「まだ何かあるの?」
「えぇ~っと、出来ればぁその、縛られたりしたいかなぁって……。」
Mか!Mなのか!?
考えたらそうだよな。あのステータスだもん。
さっき聞かされた『商館のルール?』みたいなのを考えると。
ここで『ダメ』って言えないよな。
「わかったわかった。『目隠し』して『手を縛って』ね。…なんだったら『猿轡』もしてみるかい?」なんて冗談で言ったら、
「いいんですか!?」
ってめっちゃ喜んでる。
よし、わかった。ヤってやろうじゃねぇか!
…………………………。
(らーらーらららら~♪らーらーららー♪LaLaら
ららー♪)
父さん僕も何だかんだと異世界に溶け込もうとしていた訳で、
[ぶしゅーぷしゅ(モジモジ)フーフーふごー(モジモジ)]
「ねーねーお母さんアレなに?」
『ダメ!あんなもの見ちゃ行けません!』
(ららーらららら~♪らーらーららー♪LaLaら
LaLaー♪)
一応逃亡者だから目立たない様にしていた訳で、
[ぶしゅーぷしゅ(モジモジ)フーフーふごー(モジモジ )]
「おい、アレ見てみろよ?なんだ恥女か?」
『あー暖かくなると出て来んだよなー?』
父さん僕、異世界で頑張ってます。




