37白い石
もう1つ検証するべき事に気付いた。
『固有スキル』は「複数指定できるか?」だ。
リザにはもう少し実験に付き合って貰うようにお願いし、試してみる。
『固有スキル』「空気」と「スキル強奪」を
指定……できた。
…試したら、今の『固有スキル』の全てを指定できた。
そのまま「リザ」を指定もできた。
リザに「収納」を使って貰ったら、問題なく使えた。
「収納」の中身は俺と一緒。
つまり俺と「収納」を共有した状態になるのがわかった。
……僕たちはお互い裸のまま、腰に剣だけベルトで吊ったまま沼地に来た。
…そう。「スライム」だ。
…リザには僕より少し前を歩いて貰った。
体が離れていても「空気」で接触した状態だから問題ない。
…素晴らしい裸体のリザが剣をベルトに提げて、お尻をプリプリさせながら歩いてる……。
いかん!このままでは、
「第三回イチャイチャ大会」が始まってしまう!
何とか自分の内なるコスモに打ち克って、
リザにスライムを「吸収」させた。
さすがにすぐには出来なかったので、僕が『支配』した状態だ。
しばらくは僕がリザを操っていたが、『支配』されていても、自分がどう動かされているのかは分かっているそうで、少ししたら自分で吸収し始めた。
かなりのスライムを「吸収」し、あの「マーブル模様のスライム」も発見し、リザはかなりのレベルアップとスキルを手に入れた。
手に入れたのは、
『固有スキル』
スキル強奪Lv2
『スキル』
吸収Lv5
火魔法Lv2
風魔法Lv4
水魔法Lv4
土魔法Lv1
光魔法Lv3
闇魔法Lv2
雷魔法 Lv6
なかなかの収穫だ。
「あ、ご主人様、これ当たりです。このスライム『石付き』でした。」
「?なにそれ?」
「魔物にはたまに魔石に白い石がついてるのがあるんです。」
聞けば、魔物の心臓の上側の血管辺りに「魔石」があり、この魔石に覆われている膜を外すときに、中に小指の先程の「白い石」が、あったりする。
この石は錬金術なんかの材料に使われるそうで、たまにしか見つからない。
売ればそこそこ、高く買い取ってくれるらしい。
ちょっと「鑑定」してみる。
『鑑定』
触媒『柔』
素材に『柔』の素養を付与。
なんだこれ?
と、思ったら『鍛冶の錬成で使える』ってのが解かった。
今、『鍛冶神の加護』が働いた?
不思議な感覚があった。
魔物から取れるって事は買取も組合がやってんのか?
値段にもよるが、組合から手に入れるのもいいかもしれない。
金もあるし 、いつも俺が奴隷達の側に居られるとも限らない。
鍛冶をやろうとすると、どうしても別々に行動する事も増える。
スキルとレベルを増やすのも大事だが、そろそろ装備の事も考えていかないとな。
『善は急げ』だ一旦組合に「白い石」を聞きに行こう!
二人共に服を来て街に戻った。
ダンジョン?また今度!




