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35新たな『出発』と『発見』

森を抜け、街につきました。


門の衛兵さんにエマさんの話をして、仮登録して中に入ります。


宿に帰ってリザに訳を話して、三人で商人ギルドへ。


エマさんを拾った事を話して、前のご主人様の組合章を見せ、正式に認可が降りて、その書類を持って奴隷商人の所に向かいました。



「おお、いらっしゃいませ。ヨシア様、どういたしました?」

「すみません実は~…。」



訳を話して正式に奴隷魔法をお願いしました。

「書類に不備も有りませんし、問題無いのですが…奴隷登録する前にしばらくウチで預かりましょうか?」


「どういう事でしょう?」


「オークに連れ去られて、しばらくそこで色々有ったでしょうし、そういった経験をした者が『心を壊した』という話を良く聞きます。

少し休めなければ、奴隷も気持ちの整理が着かないのではないのかと。」


あっなるほど。確かにそれはそうか。

エマさんもあの時は必死だったでしょうし。

あの時のアレは極限の状態で精神的に追い詰められてたからかも?


「それにこれから家を探すのでしょう?家を買ってから、このエマを迎えてはいかがでしょう。」

「わかりました。ではしばらくよろしくお願いします。」

「はい。では責任持って預からせてもらいます。」


それから二人で不動産屋に向かった。


「ご主人様、エマが来てもちゃんと私も可愛がって下さいね」

と、かわいい事を言われ、ずっと道端でイチャイチャしてました。


二人で色々回って、家は産業区画の外れの日当たりのいい場所にしました。

決めた理由は鍛冶用の炉があって、建物がしっかりしてること。

部屋数が20以上あること!



そして!



この世界では珍しく部屋がしっかり防音されているから!




これで夜もばっちり!!!






…………………「では調査結果を教えて下さい。」


「ああ、俺たち『山猫の誓い』は森の中で洞穴を確認した。」


「あの『盗賊』やゴブリンなんかが、良く利用する洞穴よね?」


「ああ、あそこは魔物なんかが溜まりやすいから毎年定期的に巡回してる。

但しここ暫くオークが多くて巡回が出来てなかったが、今回のオークたちは、どうやら、あそこを住みかにしていた様だ。」


「?していた?」


「ああ。オークの姿は一切無かった。

そして、その洞穴で人の死体もいくつか見つけた。その死体は最近の物だ。

死体はかなり焼け焦げていた。

だがおかしな事に洞穴に焼け焦げた形跡はない。」


「……この前の爆発と関係がある?」


「わからない。洞穴内のゴミの散乱した具合からだいたい二百以上は居たはずだ。

ゴミも、死体もまだまだ新しい。

で、もっと分からない事がある。」


「何?」


「洞穴のかなり奥に冒険者の死体を見つけた。」


「それがどうかしたの?」


「『ノストル』という男だが、知ってるか?」


「あぁ~……あまりいい評判は聞かない男ね。

腕がイマイチだとか。」


「ああ、この業界評判ってのは拡がるのが早い。良くも悪くも、情報が命だからな」


「で、その『ノストル』がどうしたのよ。」


「ああ、ノストルの死体の様子から、

『繁殖』に使用しようとした形跡があった。」


「なんですって!!そんなバカな!

オークが男と『繁殖』なんて聞いたこと無いわ!!」


「だが間違いない。あの様子だと80匹以上に襲われたと思う。」


「なんて事!じゃあ、男の冒険者も危ないって事じゃない。」


「ああ。しかも『ノストル』は香油を振り撒かれていた。」


「………全く訳が分からないわ。じゃあオークは男の『ノストル』に香油を振り撒いて『繁殖』していたって事よ?」


「だが間違いない事実だ。しかもオーク達はどこに行ったか分からない。」


「………分かりました。明日組合がその事実を公表します。………。」



かくして、翌日冒険者組合から、

オークが男を繁殖の標的としていると公表された。

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