34エマ
「あら?オークさんは?あれ?」
ベッタベタのからだで、怪物が獲物を探し始めた。
まずは周囲を「領域」で念入りに探知。
………大丈夫。誰もいない。
洞窟、洞穴すべてに「知覚」するものが無いのを確認し、服を着た状態で怪物と対峙した。
「はじめまして。」緊張しながら声をかけた。
「え?どこから?」と、いきなり姿を出した俺に驚いた様子。
「ここにいた全てのオークを始末した。
不味かったかな?」
もしかしてティムしてた?
「あ~そうなんですかぁ。…………。」
少し残念そうだ。
「僕はヨシア。君は?」
少しずつ探って行く。
「私はエマと言います。」
少し「のほほん」とした感じの人だな。
この世界でエルフを初めて見た。
俺のエルフのイメージって(美形で、スレンダーで小柄)なんだけど、
エマは大分かけ離れてる。
怖いくらい色っぽい、かなりの美形で爆乳(H?J?)腰はキュッと締まってお尻がムッチリしてる。
音で表現すると
『ボボンッ!キュッ!ボンッ!』だ。
「何でこんな所に居たんです?」
聞いてみた。
「私、奴隷として運ばれてる最中にオークに襲われまして。それで…。」
「そうなんですか。大丈夫だったんですか?
子供とか出来ちゃったりとか……。」
この人避妊のピアスつけてないみたい。
「あ、私昔のご主人様が『ピアスしてる女はイヤだ』って言われて体の中に入ってるんです。」
「えぇっ!」
「600年以上奴隷やってると色々あるんです。」
エマ曰く、エルフは元々スレンダーで貧乳だが、長年色々なご主人様の所を渡り歩いた結果、『ムッチリ巨乳エルフになってしまった』と。
「興奮すると母乳がでちゃうんですぅ。」
とクネクネしてる。
………嬉しいのか?
で、ご主人様の商人はオークに殺されて、今現在に至ると。
で襲われたんで襲い返したと。
恐ろしい人だ。
「私のご主人様は、死んでしまったので、第一発見者のヨシアさんが、仮のご主人様になります。よろしくお願いします。」
あ~そうなるね。
「わかりました。」
ちなみに自分と死んだご主人様の組合章は、しっかり持っているとか。
とりあえず水魔法で体を清めて、前に衛兵からゲットした服を着てもらった。
帰りは「領域」で警戒しながら普通に歩いて帰りました。
帰りに色々エマさんと話しました。
昔のご主人様の話からエルフの話まで。
この世界のエルフの寿命は三千~四千年だとか。
700年くらいでこのスペックのエマさんが三千年たったらと思うと末恐ろしく感じます。




