32ヨシア君のお宅拝見
すみません
前話31話『縁』を追加で加筆しました。
そちらをもう一度お読みになってから、
こちらをお読みください。
申し訳ございません。
商館の主人から紹介状を受け取り、商人組合へ。
組合の中は、冒険者組合よりも豪華です。
受付のおじさんに手続きをお願いしました。
組合登録とリザの奴隷登録。
ここまでやった所で夕方になりましたんで、
今日はこれでお家に帰ります。
夜。
「リザ、今から僕一人で森に行って来る。
寂しいかも知れないけど。
今晩は我慢して。」
「ご主人様、私はついて行っちゃ行けないんですか?」
リザったらホントいい娘。
もう、食べちゃいたい。…たべてるけど。
「ごめんね、誰にもバレないように、と、なると僕一人でないと難しいんだ。
だから、悪いけど、今晩は一人でお留守番してて?」
リザは僕の胸に抱きついてきて、
上目遣いで「ちゃんと帰って来て下さいね?」
ヤバい!我慢できない!
我慢できずちゃいました。
…リザもやっと寝てくれた。行くか…。
軽くキスして「空気」&全裸で部屋を出ます。
宿から外へ…今日は月がキレイです。
この時間、門はしまってますが気体化してる僕には関係ありません。
近場の街の壁の上から乗り越えて、ひたすら森を目指します。
「領域」を広げて森の中へ。
「黒い空気」を探します。
冒険者は……。まだ森に入ってないみたいですね。
人らしきものは「知覚」できません。
組合もあれだけ慌てる事態なんですから、ある程度の人材と準備で時間がかかってるんでしょう。
……ホントは僕も、今日行く気はなかったんですよ。
だけど、他の冒険者に「改造『メリダ』」が「クッ殺」なんかされてるのを見られたら大変じゃないですか?
腐ってても組合の看板娘ですから、大騒ぎになるのは目に見えてます。
……そう、『腐っても』です…。
そんな事考えながら移動してたら、「黒い空気」を感知しました。
あの向こうに拡がる黒い空気。
この一つ一つが「ウチのメリダ」と繋がった『兄弟』たちだと思うと、感慨もひとしおです。
さぁ。「ウチの娘」に会いに行きましょう。
森の奥は鬱蒼と生い茂っていて、葉と葉が重なり合い、月の光が届かない、そんな暗い森を進むと何やら酷い獣臭?と、すえた匂い…。
その奥に洞窟があります。
しかしこの「知覚」は便利です。
洞窟の中がハッキリわかります。
オークは………かなり居ますね…三百くらい?
はぁ、もうなんか面倒臭い!
手前にからいるのから片っ端からカタして行きましょう。
動けなくして、スキル抜き取って、殺しての簡単な作業です。
せっかくだから、称号の検証でもしとくか?
『称号』
黒幕
[固有スキル]の使用時、それら[自身が接触し、指定した対象]を自身の[固有スキル]の効果の対象に加え、効果持続中『[自身が接触し、指定した対象]を支配』する。
自身と接触中のみ効果は持続する。
…謎だ…まずは気体化した状態で「領域」にいるオーク一匹を「固定スキル」の「指定」してみる。
………ああ、固定スキルも選べるんだ……
じゃあ「完全空気」で「オーク×1」……あっ…なった。
抵抗は…あるけど…あ…はいはい…命令できるみたいな…うん、大人しくなった。
このまま「吸収」とか出来んの?どれどれ………。おー。吸ってる吸ってる。
スライムを吸収したときよりスムーズだわ…。
スキルも吸えちゃうんじゃない?
…これスゴい!スゴい有能。
接触した相手に干渉して行動を「支配」するみたい「支配」は緩めたりもできる。で、いまはオークを「空気」にして、吸収したと。吸収したスキルは。
肉体強化Lv2
筋力強化Lv1
精力増強Lv1
子作りLv2
いいね!初スキルだらけだ。
「鑑定」の説明で「それら」ってことは複数指定出来る?ははっ出来んじゃん。
ちまちまヤってるのは性に合わない!
リザを待たせてるし。
とっとと、片っ端から吸収しちゃえ!
洞窟の入り口入ると大きなドーム状になっていてそこに100匹以上のオークが居ます。
ドームの周囲には複数の穴が。
まだまだ奥は深そうです。
寝てたり起きてたり色々してますが、とにかく臭い!たぶんゴミを片付ける文化が無いんでしょう。
「こんな汚いの吸収すんの?」って思ったけど、スキルだけ吸収して「領域」にポイすれば問題ないでしょ。
僕は穴の奥はそのまま。ドームの中のオークだけを、キレイに「吸収」しちゃいます。




