28飛んで火に入る夏の蟲
「そこにいるのは分かってます。
出てきなさい!」
リザが頑張ってます。
さあ、これからどう出るか楽しみです。
今「領域」内にいるのは『蟲』32匹。
内一匹は、死姦マニアのノストル。
おこぼれを貰おうと付いて来たんでしょうか?
ガサガサッ
「はっ!威勢がいいな嬢ちゃん!
ご主人様はどうした?」
リーダー格のバックスが出て来ました。
「ご主人様には隠れてもらいました。
私の住んでた森と違い、この森には鬱陶しい『蟲』が沢山いるようです。『凶賊』に『盗賊』『死姦マニア』。
害虫はとっとと「駆除」するべき。
そう思いませんか?『害蟲』の親玉バックスさん?」
カッコいい!!
リザが予想以上に「役者」です。
「……ほう、俺らの事を知ってるってのは本当みたいだな。どこで知った?」
「『蟲』ごときが偉そうに。
立場を考えなさい。」と言いながら。
魔法発動体である指輪はめた手を前に「出させました。」
ここで「黒い空気」を「呪」に変換。
「黒い空気」をまとわりつかせた32匹が悶え苦しみ出します。
と、同時に「空気」が『蟲』32匹すべての頭をすべて地面に叩きつけます。
「ガッ!」「グェ!」「イッ!」アッ!」「ウァ!」「ダッ!」etc
全員地面に頭を叩きつけて、身動き出来ない状態にしました。
「ぐうぇぇっ!てめえ、お、俺達に!、ぐぅぇっ!何をぅっ!しやがった!」
リーダー格のバックスも身動きできません。
「私が魔法で拘束しました。」とリザ
「馬鹿か!獣人が魔法を使えるわけねぇだろ!」
「では燃やして上げます」とバックスの前に「リザが」手を差しだすと、「僕が」リザの手の前から「火球」を出し、バックスにぶつけてやりました。
「グェゥァ!」
何かよく分からない声を出して、大人しくなりました。
実は今回、『称号』の実験をしようとしてるんです。
リザはもともと獣人ですから魔法は使えません。
ですが、もし周囲からそう「認識」されることで「魔法に関わる称号」を獲得出来るんじゃないかと思ってます。
……よし、見てる見てる周りの『蟲』達は今の、
「バックス」が「リザ」に魔法で攻撃されるの見て、息を呑んで、怯えています。
「じゃぁ次はアッチの塊やや右ね」(ボソボソ)
と、僕が言い。
「はい」(ボソ)と、リザ。
リザが集団の右側に手をかざして、
僕がその手の前から、さっきより遥かにデカイ「火球」を叩きつけました。
『蟲』の塊に直撃すると、ドッガーーーーン!!!と大爆発。手とか脚とか空高く飛んで行ってるのが見えます。
僕は 閃いて、リザに(ボソボソ)と声を。
リザは「まったく、『汚い花火です』ですが、あなた達みたいな蟲にはお似合いですね。」
あれ?アドリブ入ってる?
役に入っちゃってるんでしょうか?
同様に、『蟲』の集団の残りを吹き飛ばし、
後は、斥候達、リーダー格、集団から離れてた、ノストルだけです。
「そろそろ蟲らしく死んでください」とリーダー格に手をかざさせます。
ソイツは声を出す気力も無いようです。
僕はその男を『火柱』でこんがり焼いてやりました。
ノストルはキープ。
斥候達はリザが自分で殺したいと言うので、譲る事に。
「私の事をずっと厭らしい目で見ていたんです」とリザ。
あーうん。それ僕も知ってる。
何か後ろから「胸が」とか「内腿からケツのラインが」とか聞こえてたし。
ということで、リザがサクサク止めをさして、
終了。
残るはノストル。
僕は「領域」はそのまま「収納」から服を着て、「リザよくやった。エライね」と労いました。
リザは「ご主人様」と寄ってきて抱きついて、キスしてきました。
その勢いで少しイチャイチャして、ノストルに向き合います。
ノストルはずっと見ていたので、
「羨ましい」のと、「苦しいの」と「恐怖」なんかで、油汗流しながら失禁していました。
「あ、、ぅ、許してぅ!下さい!」
息も絶え絶えで懇願してきました。
「許すわけないじゃないですか。」
そう言って、
僕は楽しそうに、ノストルを『加工』し始めました。




