次回、おじさん部屋の主、到来!!
俺たちは現在、黒い部屋:通称、【精霊殺しの部屋】に二人とも捕らえられていた。
さて、読者の皆様、理由を説明しましょう。
***
妹を救出するために俺は黒装束の彼女、アリシアに案内してもらい、黒い部屋の中にいた。
「ねぇ、ねぇ、ここであってるの?」
ここは明らかに妹が居るはずのないであろう物抜けの部屋だった。
特徴は真っ黒い空間の部屋。
後、先程から精霊スキルを行使することはできない。
「ねぇねぇ、ここに妹居るの?」
もう一度、俺はアリシアに問いかける。
「......」
アリシア沈黙!!
見つめる俺、眼を反らすアリシア。
見つめる俺、眼を反らすアリシア!!
見つめる!!俺ーー!!眼を反らす!!アリシアーー!!
この空間に謎の連呼する小さなおじさんがアナウンスが流している。
見つめる俺
「だっーーーーうるせぇ」
俺はその謎のアナウンスを遮るように大声を出す。
「ど、どうしたんですか? いきなり大きな声を出して」
「いやさ、頭の中に小さなおじさんがアナウンスを出してるんだけどって、ちがーう」
「アリシアさん、アリシアさんや、妹が居ないんだけど、それだけじゃなくて、捕まってるんだけど」
そう、捕まっているのだ。
「落ち着いてください」
「おぅ、俺は落ち着いてるぞ」
アリシアには分るだろうか、俺の笑顔の裏に後悔という名の怒りが張り付いていた事を。
「ここの攻略法を教えろ」
俺は首をポキポキ、鳴らしながら問い詰める。
「ここは通称、【精霊殺しの部屋】、別名、おじさん部屋」
「お、おじさん部屋?」
なんだ、その不思議な空間は
俺は呆気に取られた。
「先程から聞こえるでしょう、このおじさんの声が」
「え、これ、幻聴じゃなくて」
「!?」
アリシアは驚愕に満ちた顔をしている。
どうしたのだろう。
目線は俺の後ろを見つめている。
「います!! 貴方の後ろにいます!!」
俺の後ろを指差し。
「おで、妖精さん、今、お前の後ろにいるの」
そっと、俺の肩に冷たい手の感触が伝わり、ゾワリと悪寒が走る。
「あ、死んだ」




