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虚無の精霊使い~愚者と呼ばれた異端者は世界を支配する   作者: 誤インキャ様
1章帝国編

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犠牲

「おいっ!!? 待ってくれ」


青年空の声が出てきた扉から聞こえる

僕は無視した、あの記憶を見たくなかったから。

僕は彼に止められた


「さっきは悪かった、只、時間がないんだ」


彼を見ると先ほど赤面していた表情とは違い、酷く焦っていた。


現にほら、っと彼は僕の手を指さした


「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ」


僕は驚き後ろに倒れた。

手がすけているのだ。


「どうして」

「???の禁忌の力で魂が消えかけてるんだ」

「魂が?」


魂の保護には成功しているが???の力は魂を消す

彼は呟く


「あれを見てごらん」


そこには1体の魔物がいた

全身真っ黒で、頭には王冠があり、長髪の人型なのが特徴だ。


「あれはね、君の精霊が魔物化した姿だよ、君を消そうとしている」

「!!? よけて!!」


彼は叫んで僕を押しのけた


ドーン

破壊音が鳴り響く


ボクが先程いた場所は白くなり、消滅していた。


「あの攻撃に触れると消えるぞ」

「どうして、僕に攻撃を」

「黒乃空の記憶を取り戻してほしくないからだろ」

「それに......見ろ、あの数、両方は助からない」


魔物を見る

魔物は無数の灰色の球体を展開している


(もう、無理だ)


僕は放心状態になりすべてを諦めた。

生きることも、記憶を取り戻すことも

だが、


「おいおい!!何諦めてる」


彼だけは諦めていなかった

彼の眼には絶対に生き抜いてやるという生存本能をたきつけるような強い目をしていた。

これが、記憶を失う前の僕か......強いなぁ

彼は片手に黒い長刀を持っていた。


(迎え撃つ気だ、今ここで、あの魔物を)


「で、でも、僕には武器なんてものないよ、どうすれば」


彼を見る

彼の目線と目があった、ふっと笑い、僕を持ち上げた。


「な、何するの?」

「そりゃあ、こうやってなぁ」


彼はそういうと扉に向かって僕を思いっきり投げたのだ。


(い、痛い)


扉に僕は思いっきりぶつかった


「ここは俺に任せて早くいけ、足手まといだ」


彼を見る


「君がいないと僕は何もできない」

「いや、できるさ、信じろ、自分自身を」

「ここはお前の精神世界ならお前にできないことはねぇよ」

「早くいけ」


僕は彼の決意を無駄にしないよう震える手で黒色の扉を開いた。


「じゃぁ、行ってきます」

「絶対、絶対、そいつを倒して戻ってきてね」

「約束だよ」


彼はふっと笑い、「あぁ、漢と漢の約束だ」

僕はその言葉を聞き、扉を閉めた



<空青年?>

俺は彼が扉を閉めるのを確認して目の前の魔物に集中した。


魔物は無数の球体を放ち俺に衝突した。


「......」


俺は無事死んだ

身体が透明になる

(いいのだ、ここでアイツの為に死ねるのなら)


俺は口元に手をやり、《《今にも笑いが出そうなほどに我慢していたものを吐き出す》》


「あ、あはははは、はぁ」

「うまく騙されてくれて助かった」


しかし、次の瞬間、俺の体は戦う前の状態に戻っていた。

そして、髪の色も黒色から紫色に変化していた。


(ここは、お前の精神世界か、俺ながらいいこと言ったな)


目の前の魔物は驚ぎ、後ろに後ずさる


見えているのだ

俺の魔力量が

そして、この刀の恐ろしさが


「まぁ、本来の力には劣るが、まぁ、いい」


俺は届くはずのない距離の魔物に対して、刀を一振りした。

その瞬間魔物の左腕が切断された。


魔物は逃げ出す

闇の中に、だが、俺の刀がそうはさせない


「我流術、零型 抜刀」


神速の抜刀術が魔物を切断した。


「さて、アイツはどうするかな?」


魔物の攻撃で消えた扉に対して俺は問いかけたのだった。



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