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虚無の精霊使い~愚者と呼ばれた異端者は世界を支配する   作者: 誤インキャ様
1章帝国編

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記憶喪失と帰りたい

「・・・ここはどこだ?」


真っ黒だ、辺り一面真っ黒

自分が何者かも分からない、


「僕は・・・誰?」


歩いた、自分が何者かも分からず歩いた


「誰なんだっ!!誰か教えてくれよ」


どこまでも続く暗闇に

悲痛な叫びが辺り一面に響く


「頼む、頼むよ!!」


僕は叫んだ

己の恐怖を搔き消すために、いや一つでも己の事を知らなければ気が狂いそうだった。


しかし、僕の呼びかけに答える声は一つもなかった


僕は一人だった


そんな僕にも覚えていることがある。

いや、気づいたら頭の隅にあった。


「4人の少女の事を」


思い出そうとするが、何故かモヤがかかり、思い出せない

大切な記憶のはずなのに

思い出すことができない


「なんでっ!!?思い出したいのに」


ガンっ、ガンっ、ガンッと


何度も何度も狂ったように頭を暗闇の地面へと打ち付けた。

頭にはあまりにも強く強打したせいか、血が大量に出血していた。


それでも、何度も何度も何度も何度も・・・たった一つの記憶を思い出すべく


そして、ふと、気づいた、出血が止まっているのだ


「いや、止まってるんじゃないよ、俺の力はケガの痕跡を消すだけ」


「回復だけはできないからな、この力は」

「それに、ここは精神世界、君は今眠ってるんだよ」


目の前には僕と同じ顔をしたもう一人の自分がいた。

黒い短髪の冴えない青年という感じだ

しかし、違うところが1点あった

僕は少年の姿なのだ


「君はだれ?」


「ねぇ、どうして僕はここにいるの?」


僕は思ったことを聞いた。

彼はね、こう答えたんだ


「俺の名前は黒乃 空。」

「君は俺の心の部分」

「僕の名前は黒乃空っていうの?」

「あぁ、そうだよ」


僕は自分の名前を知り、嬉しかった。


「僕は心の部分って・・・君もそうじゃないの?」

「俺はね、君の記憶の部分さ」


「???の代償でさ、魂が浸食されかけたのを???が保護してくれたおかげで俺たちは今ここにいる」


「ごめん、???ってなに?」

「あれ、聞こえない?」


まぁ、進めば、分かることだしな。

ついておいで、あまり時間がないし

僕は彼の言うとおりについていった。


目の前には一つの黒い扉があった

僕はその扉をみて思わず声を出した。


「えっ!!?」


黒い扉・・・そこまではいい

眼を疑ったのはその装飾と扉のプレートにである。


装飾は女性の絵が中央にあり、その横に僕の絵が乗っている

しかも、女性にキスをする形で


タイトルはえっと


『妹、超絶可愛すぎる扉、はぁはぁ、ラブラブ、チュー』

はぁ、大丈夫かなこの扉、

あと、この扉の女性は妹なのかだろうか。倫理大丈夫か?


タイトル名を見たところ


ただ、一つ、思ったことがある


もう嫌だ、記憶失くしたままで良いから

絶対取り戻したくない、この記憶


「じゃ、じゃあね」


僕は青年の空に挨拶をして逃げようとする。


「まぁ。待て、中身はまともだぞ、多分」

「わ、わかったよ」


僕はすぐ彼に追いつかれ、腕を握られた

僕は逃げれないと確信し、そのまま扉を開く

ちなみに彼は先に進んでいた


「えーい、どうにでもなれ」

「ん?」


そして、気づいたのだが、扉の裏の部分にもタイトルと装飾が施されていた

僕はそれを確認し、笑顔でふっと笑い、先に進んだ青年空を追う


「タイトル名は俺の大切な家族、装飾はみんなで笑ってる姿か」


いいな、少し、倫理が大丈夫かと思ったが、案外まともかもしんない


彼に僕は追いついた

だが、彼の様子が変だった

真っ赤になっている

僕はその光景を見て絶句した


「さぁ、こちらにおいで、空坊や?」

「ばぶ?ば、ばぶー!!」


女性に彼が胸元に飛び込む


「いい子ね」


よしよしと女性があやしていた。

赤ちゃんならまだわかる

だが女性と青年空なのだ


僕は彼に一言

「僕、帰るね、記憶なくていいや」


現実逃避に走るのだった。










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