彼女と彼・・・そして、宿
ダーリン、遅くなったけど、私の名前はネロ。ただのネロだよ」
彼女が僕に上目遣いで目線を合わせてくる。
「「・・・・・・」」
彼女と僕はお互いに沈黙し、視線を交え微笑んだ。
(・・・・・・可憐だ)
身体の芯に一気に熱が帯びる、
周りのうるささが月見酒のようにいい塩梅をかもしだし、
二人の空間が展開されるのがわかる。
(・・・だめだ、もう我慢できない)
僕は彼女を連れ出すために彼女の手を取る。
彼女の手は僕の知る妹の手とは違い、ゴツゴツしていた、努力をしてきた女性の手だ
剣だこがたくさんある
(だめだ・・・こんなの見たら、余計に意識するじゃないかっ!!)
彼女も「あっ」っと驚いていたが、顔を紅潮させていたが、ぎゅっと握り返し、すんなりと受け入れてくれた。
俺たちはそのまま冒険者ギルドを後にし、街の人に宿屋の場所を聞いた。
彼女の手からの熱がまだ、伝わっている。
彼女の顔を歩きながらうかがう。
「ごめん、いきなり連れ出して」
「な、なんなのよっ!!もうっ!!」
俺は町の人に聞いた、≪安息の聖地≫という宿屋についた。
宿屋に入ると、一人の男が受付に立っていた。
時刻はもう遅かった為か、宿屋の食事の席には誰もいなかった。
「あの、マスター?ここに泊まれる宿はありますか?」
「・・・あんちゃん」
「・・・?」
ま、まさか、未成年だとだめなのか、そんな馬鹿な
煙草、お酒は20歳からと同じなのか?
彼は俺の顔をじっと見た後、隣にいたネロを見た後
ふっと笑い
「俺も、嫁さんと付き合っていたころ、この場所をよく利用したもんだ」
マスターの話を聞く限り、嫁さんと付き合っていたころにこの宿屋に何度も訪れ、最終的には元々、経営していた人が亡くなったため、あとを継いだそうだ。
何でも、帝国では一部では治安が悪く、時間帯も遅かった為、少し話を聞きたかったそうだが
「その様子を見るに聞く必要はねぇか」
マスターは俺たちを見た。
「楽しんで来いよ、ほらよ、205号室」
有難うございますといい彼女と共に205号室に入り、
寝巻に着替え
彼女をベットに押し倒す。
「ねぇ、私の事すき?」
「おれさ、悪いやつなんだ」
そういい、ネロの耳元に好きの理由を囁いた。
「・・・っ!!?」
彼女は驚きはしたがすぐに冷静になった
「・・・そっか」
酷く落胆したのだろう。
俺は彼女に問いかけた。。
「それでもいいの?」
「いいよ」
彼女は笑って答えた。




