キャラストーリー 黒乃 五葉③
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【黒乃 五葉視点】
【探したぞ、こんなところにいたとは裏切りの魔女よ】
(え?)
「まさか、ここまで来ているとは」
「それに裏切り? 先に殺してヴァルハラに招こうとしていた癖に」
そこには奇抜な服を着た隻眼の8本脚の馬に乗った1人の少女がいた。
私の精霊ルシファーから伝わってくる目の前の少女に対する焦りの感情。
そこまで、強いのか。
私はこの精霊がここまで焦っている様子を見たことがなかった。
どうゆうこと?
裏切りの魔女?
それにヴァルハラってあの世界神話に出てくる
あのヴァルハラの事?
グラっ
うっ!! 吐き気が、
「......」
「これ以上は五葉の意識が危ないね、眠ってて、SOFDU」
(え?)
私は強制的に眠らされた。
****
【精霊ルシファー(桜)視点】
私は強制的に黒乃 五葉の意識を眠らせると目の前の少女に集中した。
前回、1度引き分けに持って行けたが、如何せん、黒乃 五葉に眠るアルカナカードがまだ目覚めていない。
今のままでは勝てない!! ならっ
ここは逃げる!!
「ならさ、見逃してくれない師匠?」
「SOFDU」
師匠に眠りのルーン語をかけるが。
【NULL】
【未熟だな、五葉よ】
師匠の無効化のルーン語により、無効化されてしまう。
【ふぉっふぉ、まぁ、慌てるではない、今からでも遅くないぞ】
【ラグナロクの手伝いさえしてくれれば、其方の悪知恵、我々、北欧神話も騙された。】
【桜よ、其方がロキ側に味方したせいで儂の権能「グングニル」が機能しなくなったのじゃよ】
【あの男をまだ追っているのだろう?】
【そして、無事、見つかった】
【他人に寄生するとはのう、あやつらしい下衆な手段じゃな】
オーディンはそのまま少年の方に魔術を唱え、攻撃しようとする。
だが、
「くっ!! させない」
当然、私がそれをさせない。
【今の其方で儂を殺せるのか?】
【全盛期ならまだしも依り代にいる其方が儂を止められるかのう】
私はその魔術を消すのではなく炎の槍で受け止めた。
【......桜よ、お前は未来に何を望む】
「私?......そんなの決まってるよ、あの人といる未来、今も昔もそれは変らない」
【そうか、愚かだな、ミーミルから予言は聞いているだろうに】
「そんな予言、私が覆してやる」
「だから行くよ、師匠!!」
私は魔力を込めて精霊詠唱に入る。
「堕天の王よ、天使の福音よ、私は堕ちた、さらに、深く深く堕ち続ける」
「同胞は不要、しかし、最強の力をここに」
「常に私は堕ち続ける」
「特異変化:深淵堕天の王」
【ほぅ、全盛期とは言わないがそれ程までの魔力量いいのう】
【やはり、ここで殺してヴァルハラに連れて帰るか】
【スレイプニル、上へ駆け昇れ】
【ルーン文字すべての力をこの槍に込める、簡単に死んでくれるなよ】
【フサクル・ニル】
全魔力全ルーン文字が瞬時に刻まれた最強の一撃が今放たれた。
風ましのルーン文字によりさらにスピードが初撃よりも加速していく。
それでも私は、これにかけるしかない。
「夢を見た、夢を見た、貴方といる最強の夢を!!」
「幾千の星は一等星へと収束し、より輝く」
「明けの明星」
体内魔力、空気中の魔力を全て子の一撃にかける。
「いけーーーーーーーーーーー」
ドーン
お互いの技が破裂した。
【ふぉふぉ、強くなったな、桜】
「どうして、不滅のルーンを刻まなかったの?」
【なに、儂が本気を出せば勝てるのは自明の理、それにじゃ、弟子が強くなるのを見るのは気分がいい、ほれ、服を着なさい】
【WEAR】
「なにそれ、むかつく~」
【だが、しかし、この戦い其方の勝ちじゃ、また会いに来る】
バタン
師匠の依り代の少女はそのまま倒れた。
「師匠有難う、手を抜いてくれて」
そのまま私の意識も途切れた。
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