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第30話 箱の中の選択

 黒鋼装甲輸送車は、中庭に残されたままだった。


 朝の光を受けても、黒い車体は光らない。


 鉄というより、影を固めたような色をしている。


 車輪は地面を噛んだまま動かず、厚い装甲板は、昨日の戦いの熱をまだ少しだけ抱えているように見えた。


 ガルドが車体の横に立ち、腕を組んでいた。


「しかしまあ、でけえな」


 伊織は車体の反対側で、右手を開いた。


 まだ遅れている。


 昨日よりはましだ。


 だが、完全ではない。


「触るな」


 伊織が言う前に、ガルドはもう手を伸ばしていた。


 次の瞬間。


 ばち、と乾いた音がした。


「痛え!」


 ガルドが手を引っ込めた。


 手のひらを振る。


「何だこりゃ。噛みついたぞ」


「俺の鋼鉄だ」


「お前専用ってことか」


「たぶんな」


「たぶんで弾くな」


 ガルドは顔をしかめながら、車体を睨んだ。


 リナが少し離れたところで、車体を見ていた。


 手を伸ばしかける。


 クロが低く唸った。


 リナはぴたりと止まる。


「私も弾かれる?」


「やめておけ」


「うん。痛いのは嫌」


 リナは素直に手を引っ込めた。


 その時、アリアが車体の側面へ近づいた。


 白い袖。


 手首には新しい布が巻かれている。


 昨日より厚い。


 赤は見えない。


 だが、傷が消えたわけではなかった。


 アリアは車体に手を置いた。


 ばち、という音はしなかった。


 黒い装甲板は、ただ静かにその手を受け入れた。


 ガルドの目が細くなる。


「おい」


 アリアは車体に手を置いたまま、そちらを見た。


「何ですか」


「何でお前は触れる」


 リナも目を丸くした。


「本当だ」


 クロが鼻を鳴らす。


 知っていた、とでも言いたげだった。


 伊織はアリアの手を見ていた。


 弾かれていない。


 昨日もそうだった。


 アリアは車体の流れを整えた。


 魔力を通した。


 触れた。


 他の者は弾かれる。


 アリアは弾かれない。


「同調している」


 伊織が言った。


 ガルドが眉を寄せる。


「同調?」


「俺の鋼鉄が、アリアを異物として弾いていない」


 アリアは否定しなかった。


 ただ、車体に触れた指先を少しだけ沈めた。


「危なくないのか」


 伊織が聞く。


「危なくないとは言いません」


「なら」


「ですが、必要です」


 またそれだ。


 伊織は何か言いかけて、やめた。


 必要。


 その言葉で全てを通すのは、アリアの悪い癖だ。


 だが、昨日はその癖に助けられた。


 伊織も、そのことを知っている。


 ヴォルフが車体を見ていた。


 片目だけで、黒い装甲の表面をなぞるように見る。


「便利なようで、不便だな」


「ああ」


 伊織は頷いた。


「俺の鋼鉄は、俺に寄りすぎている」


「なら、そこを突かれる」


 ヴォルフが言った。


 伊織は車体を見た。


 黒鋼装甲輸送車。


 移動する結び目。


 だが、伊織に寄りすぎた鋼鉄。


 他の者は触れない。


 押せない。


 支えられない。


 アリアだけが同調できる。


 その事実は、強みであると同時に、弱点だった。


「来ます」


 アリアが言った。


 伊織は顔を上げる。


「何が」


「検知印です」


 アリアは中庭の端を見た。


 昨日、ヴァルターが残した黒い歯車は布に包んで保管してある。


 その近くに置いた検知印が、薄く黒ずんでいた。


 エルナが食堂の入口から声を上げる。


「全員、配置へ。単独行動は禁止です」


 ニコが木札を握る。


 ミナとトトは治癒室の扉から、こちらを見ていた。


 トトの手にも木札がある。


 リナがクロの首に触れる。


 ガルドが木槌を担ぐ。


 ヴォルフが井戸側へ歩き出す。


 伊織は黒鋼装甲輸送車の側面に手を置いた。


 冷たい。


 重い。


 だが、確かに動く。


 昨日、作った。


 今日は、試される。



 最初の異変は、車体の外ではなかった。


 中だった。


 黒鋼装甲輸送車の内部で、かちり、と音がした。


 伊織は運転席の横にいた。


 アリアは助手席側で、車体の流れを確認している。


 リナとクロは後部にいた。


 ニコは扉の近く。


 ミナとトトは奥の座席。


 エルナは怪我人の確認をしていた。


 全員が乗っているわけではない。


 ガルドは外。


 ヴォルフも外。


 食堂側には職員が残っている。


 箱の中と、外。


 線は二つに分かれている。


 また、かちり、と音がした。


 伊織は視線を動かす。


 黒鋼装甲輸送車の内部に、ヴァルターの支配核が入り込んだわけではない。


 伊織の鋼鉄は、外から触れない。


 ヴァルターも直接は操れない。


 だが、車内には別のものがある。


 怪我人の留め具。


 治療用の金具。


 エルナの道具箱の留め金。


 ニコの木札についた小さな輪。


 そこに、細い黒い線が触れていた。


 車体ではない。


 車内に持ち込まれた、小さな金属。


 ヴァルターは箱そのものではなく、箱の中の小さなものを見ていた。


「道具箱を床へ」


 伊織が言った。


 エルナはすぐに動いた。


 道具箱を床へ置く。


 だが、留め金が勝手に閉じた。


 かちり。


 開かない。


 同時に、車外で鐘が鳴った。


 一度。


 井戸側。


 続けて、食堂裏。


 二度目の鐘。


 ニコが顔を上げる。


「外です」


「ああ」


 伊織は窓の外を見る。


 井戸側ではヴォルフが立っている。


 食堂裏ではガルドが木槌を構えている。


 外も来た。


 中も来た。


 ヴァルターの言葉が戻る。


 ――箱の中で選ばせる。


 伊織はハンドルに手をかけた。


 右手が、少し遅れる。


 アリアがそれを見る。


「東さん」


「分かってる」


 伊織は言った。


 だが、足は動きかけていた。


 外へ出るか。


 中に残るか。


 井戸を守るか。


 車内を守るか。


 ひとつを選べば、ひとつが遅れる。


 それがヴァルターの狙いだ。


 リナがクロの首に手を置いた。


「外、二つ。中、一つ」


 クロが低く唸る。


 トトが木札を握る。


 音を出す前に、耳を澄ませていた。


 かちり。


 車内の留め金。


 かちり。


 外の石畳。


 かちり。


 食堂裏の金具。


 音が重なっている。


 トトは木札を一度、叩いた。


 かん。


 前。


 次に二度。


 かん。

 かん。


 右。


 そして、少し間を置いて三度。


 かん。

 かん。

 かん。


 後ろ。


 ミナが息を呑む。


「三つ……」


 ニコが青い顔で頷いた。


「三つ、全部動いてます」


 アリアが車体に手を当てる。


 手首の布が揺れる。


「車内の線は切れます。ただ、外と同時には無理です」


「俺が外へ出る」


 伊織が言った。


 アリアが即座に首を横に振った。


「違います」


「何が」


「選ばされています」


 伊織は黙った。


 アリアの声は強かった。


「外へ出れば、車内が遅れます。中に残れば、外が遅れます。その形を作られています」


「ならどうする」


 アリアは一瞬だけ答えなかった。


 その沈黙の中で、ニコが木札を握り直した。


「外に伝えます」


「声は届かない」


 伊織が言う。


「声だけなら」


 ニコは車体の内壁を見た。


 黒い装甲。


 伊織の鋼鉄。


 他人が触れれば弾かれる。


 だが、木札で叩くことはできるのか。


 ニコは一瞬迷った。


「弾かれるぞ」


 伊織が言った。


 ニコは頷いた。


「直接は叩きません」


 木札を床に落とした。


 かん。


 音は車内に響いた。


 黒鋼そのものではなく、床に置かれた木の板。


 そこから、車体の空洞へ音が回る。


 トトが顔を上げた。


 同じことを、すぐに理解した。


 トトも木札を落とす。


 かん。


 ニコとトトが、交互に鳴らす。


 かん。

 かん。

 かん。

 かん。


 外へ出るほど大きな音ではない。


 だが、車体が低く震えた。


 クロが耳を立てる。


 リナが息を吸う。


「外に響いてる」


「どこへ」


「車体の下。地面。近いところなら、聞こえる」


 ヴォルフは外にいる。


 ガルドも外にいる。


 ガルドなら、車体の響きに気づくかもしれない。


 ヴォルフなら、音の変化を聞くかもしれない。


 伊織は窓の外を見た。


 井戸側で、ヴォルフの片目がこちらを向いた。


 食堂裏で、ガルドが木槌を止めた。


 届いた。


 声ではない。


 音でもない。


 車体の震えだ。


「ニコ、続けろ」


「はい」


「トト、外の音を聞け」


 トトは頷いた。


 アリアが言う。


「私は中の線を切ります」


「外は」


 伊織が言うと、リナが答えた。


「ガルドさんとヴォルフさんが動く」


「見えない」


「でも、聞こえてる」


 リナはクロの首に手を置いた。


「クロも聞いてる」


 クロが低く鳴いた。


 伊織は右手を握ろうとした。


 まだ少し遅れる。


 外へ出れば早い。


 自分で見れば、確実だ。


 だが、それをすれば、車内の線が遅れる。


 また、選ばされる。


 伊織は窓の外を見る。


 ヴォルフが井戸側で木札の響きを聞いている。


 ガルドが食堂裏で木槌を握り直している。


 エルナが食堂の人間を下げている。


 中では、ニコが音を鳴らしている。


 トトが耳を澄ましている。


 リナとクロが振動を読んでいる。


 アリアが傷のある手で、車内の線を追っている。


 伊織は、初めてハンドルから手を離した。


「任せる」


 その一言は、重かった。


 誰に言ったのか。


 外のヴォルフにか。


 ガルドにか。


 車内の皆にか。


 自分にも分からなかった。


 だが、言った。


 言えた。



 外では、ガルドが車体の震えを聞いていた。


 木槌を握った手に、低い振動が伝わる。


 かん。


 かん。


 間隔が変わる。


 二度。


 右。


 三度。


 後ろ。


「なるほどな」


 ガルドは低く笑った。


「中から叩いてんのか」


 食堂裏の支配核は、戸口の下に噛んでいた。


 本体ではない。


 支点。


 もう分かる。


「こういうのは、本体じゃねえ」


 ガルドは木槌を担ぎ直した。


「支えてる根っこだ」


 木槌が落ちる。


 石が割れる。


 支配核の噛んでいた釘が外れる。


 黒い線が一本、切れた。


 食堂裏の金具が力を失う。


 ガルドはすぐに叫んだ。


「こっちは切った!」


 声は車内には届かない。


 だが、木槌で地面を二度叩いた。


 どん。

 どん。


 返事。


 ヴォルフも井戸側で動いていた。


 石畳の下にある支配核。


 水を汚すためではない。


 井戸へ向かう者の足を止めるための線。


 ヴォルフは腰の短剣を抜いた。


 金属ではない。


 骨を削った古い刃。


 支配核そのものは壊せない。


 だが、噛んでいる土を剥がすことはできる。


「器用な真似をさせる」


 ヴォルフは呟いた。


 片目で線を見る。


 砂。


 石。


 古い釘。


 その隙間。


 支配核は、そこに噛んでいる。


 ヴォルフは骨刃を差し込み、土ごとえぐった。


 黒い歯車が浮く。


 井戸側の線が緩む。


 ヴォルフは歯車を踏み砕いた。


 乾いた音がした。


 それから、杖で地面を一度叩く。


 どん。


 返事。



 車内で、トトが顔を上げた。


 木札を握る。


 一度。


 かん。


 前。


 次に、少し迷ってから二度。


 かん。

 かん。


 右。


 リナが言った。


「食堂裏、止まった」


 クロが低く鳴る。


 トトがもう一度耳を澄ます。


 外から、重い一音。


 どん。


 トトは木札を三度叩いた。


 かん。

 かん。

 かん。


「井戸も止まった」


 リナが言った。


 伊織は息を吐かなかった。


 まだ中が残っている。


 アリアが車内の道具箱に手を伸ばしていた。


 触れるのは金具ではない。


 周囲の魔力。


 道具箱の留め金が鳴った。


 開けようとすれば、黒い線が動く。


 だが、開けなければ、怪我人の手当てが遅れる。


 ニコの木札も揺れていた。


 首紐の小さな輪に、黒い線が絡もうとしている。


 外せば、音が止まる。


 外さなければ、木札そのものが引かれる。


 怪我人の寝台固定具にも、細い線が触れていた。


 ひとつずつ、小さな選択を迫る。


 嫌な手だった。


「アリア」


 伊織が言う。


「切れます」


「手首は」


「今は切れます」


「答えになっていない」


「分かっています」


 アリアの声が少しだけ揺れた。


 痛みがある。


 それでも指先は止まらない。


 伊織は右手を動かそうとした。


 だが、アリアが先に言った。


「動かないでください」


「だが」


「今あなたが鋼鉄を出せば、車体が揺れます」


「……」


「揺れれば、中の線も動きます」


 伊織は歯を噛んだ。


 動けない。


 出せない。


 守るために作った箱の中で、守るために手を出せない。


 これがヴァルターの選択か。


 アリアが深く息を吸った。


「ニコさん、木札を床へ」


「はい」


「輪の金具には触れないでください」


「はい」


「トトさん、音を止めないで」


 トトが頷く。


 かん。


 木札が鳴る。


 アリアはその音に合わせて、魔力を細く流した。


 音の間。


 金具がわずかに緩む瞬間。


 そこへ風を通す。


 黒い線が震えた。


「今」


 伊織は言った。


 アリアが頷く。


 風が走る。


 ぱきん。


 ニコの木札に絡んでいた線が切れた。


 続いて、道具箱。


 ぱきん。


 アリアの指先が一瞬、止まった。


 それでも、寝台の留め具へ風を通す。


 ぱきん。


 三つ目を切った後、アリアは少しだけ笑おうとした。


 できなかった。


 手首の布の赤が、ゆっくり広がっていた。


 リナが息を呑む。


「アリアさん」


「大丈夫です」


「大丈夫じゃない」


 伊織が言った。


 アリアは小さく息を吐いた。


 反論はしなかった。


 それでも、線は切れていた。


 車内の金具が静かになる。


 道具箱の留め金が、自然に外れた。


 エルナがすぐに開ける。


 黒鎖針は入っていない。


 ただ、傷薬と布が入っている。


 エルナはアリアの手首へ向かった。


「手を出してください」


「後で」


「今です」


 今度はエルナが低く言った。


 アリアは観念したように手を出した。


 ニコがその様子を見ていた。


 青い顔のまま、木札を握っている。


「選ばなかった」


 ニコが小さく言った。


 伊織はそちらを見る。


「何を」


「中か外か」


 ニコは木札を見た。


「誰か一人じゃなくて、みんなで返事しました」


 車内が静かになった。


 トトが木札を握ったまま、ニコを見ている。


 リナがクロの背を撫でる。


 ミナがアリアの手首を見て、唇を結んでいる。


 伊織は何も言わなかった。


 言葉にすると、整いすぎる気がした。


 ただ、胸の奥で何かがほどけた。



 黒い歯車は、車内の床の下から見つかった。


 伊織の鋼鉄には触れていない。


 床に置かれた木箱の底。


 そこに仕込まれていた。


 誰かが持ち込んだわけではない。


 昨日、怪我人を運んだ時に使った木箱。


 それに残っていた古い釘へ、細い支配核が噛んでいた。


 ヴァルターは箱そのものを操ったのではない。


 箱の中に入った、小さなものを使った。


 アリアは歯車を布で包んだ。


 手首には治療布が巻かれている。


 今度は、エルナがしっかり巻いた。


「読めるか」


 伊織が聞く。


「少しだけ」


「無理は」


「しません」


 アリアは答えた。


 それから、歯車の傷を見る。


 縦に一本。


 斜めに二本。


 四角。


 その中の点が三つ。


 だが、四角には小さな割れ目が入っていた。


 箱は閉じていない。


 内側から、音で割れている。


 アリアは少しだけ目を伏せた。


「破れています」


「何が」


「選ばせる形が」


 伊織は歯車を見る。


 小さな割れ目。


 木札の音。


 外から返った木槌と杖の音。


 中と外。


 選ぶのではなく、つなぎ直した。


 ヴァルターの手は、初めて完全には通らなかった。


 その時だった。


 旧水路へ続く路地の方から、乾いた拍手のような音がした。


 一度。


 二度。


 三度。


 誰も動かなかった。


 伊織は車外を見た。


 路地の奥。


 黒い外套が、影の中に立っていた。


 ヴァルター。


 距離はある。


 だが、昨日より近い。


「選ばなかったか」


 ヴァルターが言った。


 声は、やはり静かだった。


「面白い」


 ガルドが木槌を握る。


 ヴォルフが片目を細める。


 リナがクロの首に手を置く。


 伊織は外へ出なかった。


 車内に半身を残したまま、ヴァルターを見る。


「選ばせたいなら、相手を間違えたな」


 ヴァルターは首をわずかに傾けた。


「君ではない」


 伊織の右手が止まる。


 ヴァルターは、車内を見ていた。


 伊織ではない。


 アリアを。


「支える手は、痛みを隠す。箱は、痛みを集める」


 ヴァルターの細い指が、空中で線を描いた。


「次は、支える手に聞こう」


 アリアの表情がわずかに変わった。


 伊織は一歩、前に出かけた。


 だが、止まった。


 ヴァルターはそれを見て、少しだけ笑った。


「学習している」


 黒い歯車が足元で砕ける。


 砂のような粒子が舞う。


 今回は、伊織は目を逸らさなかった。


 粒子の向こうで、ヴァルターの姿が消える。


 逃げたのではない。


 距離を置いただけだ。


 そう感じた。


 伊織は右手を開いた。


 遅れは、まだある。


 だが、少しだけ戻っていた。


 車内では、ニコが木札を握っている。


 トトも木札を握っている。


 アリアは治療された手首を押さえている。


 リナとクロは外を見ている。


 ガルドとヴォルフは、それぞれの場所に立っている。


 線は、切れていない。


 ただ、次の刃は見えた。


 支える手。


 アリア。


 伊織は車体の内壁に手を置いた。


 冷たい。


 だが、昨日よりも少しだけ馴染んでいた。


 箱の中で選ばせる手は、破った。


 次は、支える手を狙ってくる。


 伊織はアリアを見た。


 アリアも、伊織を見ていた。


 何も言わなかった。


 言わなくても、分かっていた。


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