第55話 みんなで勉強したよ!
「テスト勉強始め!!」
「そう言ってから何分たったのかしら?」
「うぅ、玲奈ちゃんわかんないよー」
「どこ?」
「教えるわよ」
「ここー!どうやるんだっけー?」
「ここまではわかるの」
「あー、応用ね」
「ほら、ここにこれを当てはめるの」
「あー!!なるほど!!」
「玲奈ちゃんありがとーー!!」
「赤点取ったら大変よ?」
「補習で夏休み潰れるわ」
「うん!頑張るぞー!!」
⸻
「こはちー、何してんの?」
「紫苑ちゃん!テスト勉強だよ!!」
「うわウケる」
「九条さんは勉強しなくてもいいの?」
「ヨユー」
「え!?すごいじゃない!」
「赤点」
「駄目じゃないの!!」
「勉強しなさいよ!!」
「無理」
「あはは!わかるよー!!」
「でもでも!紫苑ちゃんとも遊びたいよー!」
「がんばろ??」
「おけまる」
「切り替え早っ!?」
「まあいいわ、教えるわよ」
「感謝」
「真面目にやんなさいよ!」
⸻
「あっれー?テスト勉強??」
「ひーくん!ひーくんもしない??」
「おっし!任せとけ!」
「全然わかんねーぞ!!」
「何も任せられないわよ!!」
「馬鹿じゃないの!?」
「おいおい、れいれい!」
「俺は褒められて伸びるタイプなんよ!」
「オッケー??」
「I don’t know.」
「やべー!!かっこいい!!」
「てか何でいったん??」
「はぁ、もういいわ」
⸻
「みんなで勉強?」
「桃花ちゃん!!一緒にやろ!!」
「うん!」
「えーと……高梨さん?」
「大丈夫?やつれてるけど」
「そこのアホに疲れただけよ」
「何だよれいれい!!」
「さっきのどういう意味!?英語!!」
「自分で調べなさい!」
「冷たー!!」
「こはたん!れいれいが虐めるー」
ぎゅー
「あはは、玲奈ちゃん怒ってないよー!ねー?」
「ナチュラルに抱きつくな!!」
「ひーくん!大変だよ!!」
「玲奈ちゃん怒ってる!!」
「だろー!!」
⸻
「お前らの常識がないからだろ」
「石田君!!」
「いいところに!!」
「勉強教えてー!!」
「頭いいもんね!!」
「断る!!」
「お前らといると胃がもたん!!」
「ここはどう解くのー??」
「は?ここはこうだろ」
「あー違う!こっちだ!」
「逆だ逆!!」
「結局教えてるじゃない!」
「ふふ、石田君はほっとけない性格なんだよね」
「うるさいぞ!!」
「あはは!みんな優しい!大好きー!!」
⸻
休憩。
「無理、死亡」
「紫苑ちゃんお疲れ様ー!!」
「飴あるよ??」
「神かよ」
「ん、何してんの?」
「そーちゃん!!勉強会だよ!!」
「教えて教えて!!」
「いいけど、どこ?」
「ここ!!」
「こっち、これはこっち」
「この公式」
すらすらと解いていく。
「パズルみたいに教えるんじゃないわよ」
「でも分かりやすいよー!!」
「ゲームみたいで楽しい!!」
「そーちゃんありがとう!!」
「ん、頑張れ」
「よーし!!第二ラウンドだーー!!」
⸻
「あれ?勉強会ですか?」
「透ちゃんだ!!」
「あれ?ひよりんは?」
「ひよりは……」
指差す。
机で寝ている。
「すぅ、すぅ」
「あいつ、起きることができない呪いでもかかってるのか!?」
「いえ、そんなことはないんですけど」
「でも学年一位なのよね」
「いいなー!!」
「寝てても頭いいなんて!!」
「僕も協力しますよ」
透が隣に座る。
「透ちゃん!ありがと!!」
「ここ!!」
「ここはこうですね」
「この公式です」
距離が近い。
「いや、近くない??」
「そうでしょうか?」
「不快でした?」
「ううん!平気だよー!」
「透ちゃんいい匂いする!!」
「何の匂い?」
「僕の匂い?」
「何でしょう?」
「くんくん」
「あっ!草の匂い!!」
「何その言い方!!」
「草の匂い……」
「あっ、ハーブかもしれません」
「育ててるので」
「へぇ!おしゃれ!!」
「素敵!」
「ふふ、ありがとうございます」
「ほんと女子力高いわねー」
「僕は男ですけどね」
「でも可愛い顔してるよね!」
「女装似合いそう!」
「え!?それはちょっと……」
「残念ねー」
「ねー」
「なぜか悪者になった気分です」
⸻
「あ?何してんだ?」
「れんれん!!」
「勉強だよ!!」
「あー、テストか」
「授業も出てないけど出来るの?」
「れんれんは頭いいんだよ!!」
「前教えてくれたし!!」
「天才!!」
「なんでこはちゃんが得意げなのよ」
「何だよ、また困ってるのか?」
「れんれんも参加しない??」
「小春の頼みなら断れねーな」
「やったーー!!」
「よーし!!赤点回避するぞー!!」
「「おーー!!」」
⸻
笑い声が響く教室。
騒がしくて、
まとまりがなくて、
でも、
どこかあたたかい。
そんな、
いつもの日常だった。
貴重なお時間ありがとうございました!




