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第58話、ダンジョンで



 朝起きると二日酔いで頭が痛いのを我慢して帰る用意をしている。


 バーンズは俺の倍は酒を飲んでいるのにケロッとしていて色んな道具を馬車に積もうとしていたので俺が。


「バーンズ、空間移動で行くから荷物はこの空間カバンに入れろ」


「何だとー! マリュウス様は空間魔法を使えるのか? 流石に救世主だ」


 それから1時間かけて色んな道具を空間カバンに入れ終わり出発しようとすると弟子のドワーフ族が。


「棟梁、お客さんが来ています」


 バーンズが客の所に行き少し話すと戻って来て。


「スマン、厄介な事が起きた。行くのを2日後にしてくれ」


 どうやら緊急の仕事が出来たみたいなので。


「分かった。2日後に迎えに来るよ」




 工房を出たが2日間暇が出来たので時間を持て余したのでアネットに会いに王宮に行くことにした。


 商店街を歩いていると上の方から俺を呼ぶ声がして見上げると2階の窓からクレア姉さんが手を振っていた。


 2階はカフェで2階に行くとアネットもいてアネットが。


「マリュウスどうしたの? 」


「王都に用事があってドワーフ族の棟梁に会いに来たが相手に急用が出来て帰るのが2日後になり、アネットに会いに行くところだったが、まさかこんな所で会うとは思わなかった」


 クレア姉さんが。


「私もビックリしたわ。最初はマリュウスに似た別人かと思ったわ」


「2人は護衛もつけずに街に出て危ないだろう」


「大丈夫よ。隠れて護衛が付いているわ。今日は服を買いに来たのよ。私妊娠したのよ。今4カ月目でマタニティドレスを買いに来たのよ」


 クレア姉さんが早くも妊娠したと聞いて驚いたが、それだけブレンド王子に愛されて幸せなのだろう。


 それから子供の話などを話し、買い物に突き合わされ夕方には2人は王宮に戻って行った。


 俺にもアネットが王宮に来いと言ったが、いつも護衛がいるのでめったに1人でいる事はないので断ったのだ。


 俺は久し振りに1人で夜の王都の街を散策しこの世界で初めて酒場に行き独身を満喫したのだ。




 その晩は宿に泊まり、次の日は暇なので久し振りにダンジョン攻略をすることにした。


 5階層に移転してみると、猪魔獣が出たが、魔法を使わず魔法剣で戦ってみた。


 流石に魔法剣の切れ味は素晴らしく猪魔獣を一刀両断にした。


 10階層までは魔法を使わず出た魔獣を倒していると、突然ドラゴンが現れて驚いていると地上に降りて人化して見るとツバキではないか。


 まさかダンジョンにツバキが現れるとは思わず。


「ツバキ何故ダンジョンにいるのだ」


「あら、言っていなかったかしら。このダンジョンはこの世界の異次元の世界で私はこのダンジョンの管理者なのよ」


「ダンジョンは不思議な所で地下にあるのに外の世界と同じで草原や森、川、湖、山脈があるのはダンジョンは異次元の世界にあるからなのか」


「ピンポーン! 正解よ。丁度良いわ。私の住まいに来なさい」


 ツバキが空間魔法を使えるみたいで、気が付くと山脈に囲まれた綺麗な森の中にある湖の畔に宮殿があり、驚いた。


 ツバキが。


「此処が私の住まいよ。ドラゴンの姿の時は湖の崖にある洞窟の中で過ごすわ」


 それからツバキはダンジョンの事とこの世界の事を話してくれた。


 ダンジョンは地下99階まであり、まだ70階までしか攻略されていないらしい。


 ツバキが住んでいるのは100階で100階は異次元の世界で天界と同じで外の世界に比べて時間が止まっているみたいだ。


 ツバキの話によると地球世界はこの世界より古く、この世界を任された新米のアマリア女神様は地球の神を反面教師にして公害の元になる石油、石炭の代わりに魔石をエネルギー、科学の代わりに魔法のある世界にした。


 自然の魔獣から取れる魔石は取るのが難しいので魔石を気軽に取れるダンジョンを作り管理をツバキに任した。



 ツバキはアマリア女神様の事を色々言ったが最後に。


「新米神の割には良くやっているわね」


 アマリア女神様は今頃クシャミでもしているのではないだろうか。


 俺が帰ろうとするとツバキが俺に濃厚なキスをして終わると。


「私との番の約束はいつにするの? 私は今からでも良いのよ」


 ツバキはそう言うと服を脱ぎだしたので俺は。


「人間の俺とドラゴンが交われないだろう」


「そんなことないわ。私が人化している時は大丈夫よ」


 アッと言う間に寝室のベッドに移動させられ、ツバキに組み敷かれ99歳までの経験を持つ俺だが後は言うまい。察してくれ。


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