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第44話、精霊王に会う。



 サウンド聖国に3週間近く滞在して獣人族の集落に向かった。


 獣人族の集落はサウンド聖国の北側のボロニァ帝国に近い森の中にあるが虎族のガルーダが道案内をするので道に迷う事はないだろう。


 だがガルーダは船で俺の領地に来たので陸路は初めてなので不安だ。


 獣人族の集落までは10日以上かかるらしいが、広い道はトラックで険しい道は歩いている。


 ボロニァ帝国に向かう旅人はいなく、たまに魔獣が出るくらいで旅人がいないので盗賊も出ない。



 険しい細い山道を歩いていると霧が出で辺りがまるで見えないので歩くのを止めて休憩していたが、気が付くと不思議な事に谷底にいたのだ。


 霧が晴れると、谷底はまるで楽園みたいで多くの綺麗な始めて見る花が咲き乱れアンが。


「綺麗―ね! でもガルーダここは何処なの? 」


「俺も始めて見る景色で道に迷ったみたいだ」


 ジャンナ学園長が。


「ガルーダしっかりせんか。お前が頼りなのに道に迷うとは・・・・・・」


 ツバキが。


「千年前に一度来た記憶があるわ。確か妖精の里に似ているわ」


 その時、身体30cmくらいで可愛い少女でトンボの羽をもった妖精と思われるのが、大勢が現れて騒ぎ出し俺たちの頭の髪を引っ張りいたずらをして。


「わーい! わーい! 珍しい人間だー! 」


 暫くすると頭はカボチャ身体は1mくらいの人間の身体の妖精が現れ。


「コレコレいたずらをするではない。この人たちは精霊王様の客人だ。妖精の子供たちはいたずらが好きなので困っております。申し訳ございません。アマリア女神様の使徒であられるマリュウス様を精霊王様がお待ちなのでご案内いたします」


「精霊王だと、何故、俺がアマリア女神様の使徒で名前まで知っているのだ」


「精霊王様はアマリア女神様と親しいのでこの世界の事は全て知っております」


 アンとガルーダは何故か立ったまま石像みたいに固まっていて、付いて来たのはツバキとジャンナ学園長だけで、カボチャ頭の妖精に付いて行くと小さな宮殿があり、中に入ると長い白い髭を生やした老人が。


「わしが精霊王じゃ。アマリア女神様に頼まれて新しい魔法を授ける為に呼んだのじゃ。新しい魔法は農業に役立つ大地を変える事の出来る大地魔法じゃ」


「ええー! 淒! 大地を変える事の出来る大地魔法ですか?」


「そうじゃ。精霊王であるわししか授ける事の出来ない魔法なのでアマリア女神様に頼まれて授けることにしたのじゃ」


「ありがとうございます。此れで農作地を広げて豊かな農地を作り、農業を発展させる事が出来ます」


 俺が礼を言うと、又、霧に包まれて何も見えなくなり、霧が晴れると元の道にいたのだ。


 まるで狐に騙されたみたいだ。


 皆も余りにも不思議な事が起きたのでキョトンとしている。


 暫くして我に返ったジャンナ学園長が。


「婆は長い事生きているがこんなことは初めてじゃ。精霊王がいるとは聞いておったが初めて会ったわい」


 ツバキも。


「私も妖精に会った事はあるが精霊王に会ったのは初めてよ」


 この世界には前世と違い、不思議な事が起きるが、まさか精霊王がいて大地魔法を授かるとは思ってもいなかった。


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