第10話、少年時代6、領内の巡回
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クレア姉さんがキィウ王都に出発してから3週間後に父上が帰って来た。
父上の話によるとクレア姉さんは入学試験で上位から3番目の成績で合格したらしい。
いつもそばにいたクレア姉さんがいないので寂しい。
母上も僕と同じで寂しいのか今まで以上に僕を構い過ぎるので困るくらいだ。
どんなものが召喚出来るかステータスを開いてみた。
名前 マリュウス・ボルトン
アマリア女神の加護持ち
性別 男
年齢9歳
レベル 40
魔力量 40
スキル
召喚魔法、
魔力量の多さで召喚出来る物が変わる。
魔力量31~60 中級
魔力量61~80 上級
魔力量81~100 最上級
召喚可能なもの。
作物
トマト、キュウリ、ナス、キャベツ、
農機具
鍬、スコップ、鎌、小型耕運機
魔獣
モグラ魔獣、鷲魔獣
召喚可能なものにナス、キャベツ、耕運機、鷲魔獣が増えたが、残念ながら耕運機は裏庭に作った畑は狭く利用できない。
今の僕の1日は、午前中は体力作りと畑仕事で仕事中にノウちゃんが出て来て手伝っている。
昼過ぎから剣術の稽古で最近は素振りの他に馬術の訓練と警備兵に混じって刃を潰した剣を使い実際に戦っている。
9歳の僕は平均より大きく身長が160cm体重55kgあるので大人にも力負けしなく警備兵に勝つときもあるくらいだ。
警備隊は週に1度は街を見回り、月に2度は領内を巡回している。
夕食後のコーヒーを飲んでいる時、僕も農民の暮らしや農作業を実際に見てみたいので父上に。
「父上、今度の領内を巡回する時一緒に連れて行ってくれませんか」
「俺でも成人してからだったのに大丈夫か」
母上が援護して。
「マリュウスは普通の子供と違い身体も大きく前世で20歳まで生きた経験もあるので大丈夫よ」
隠していたわけではないが、母上に前世では何歳まで生きたのと、聞かれて両親より年上ではマズイと思い。20歳で事故で死んだと言っただけで、けっしてわざと若く言ったわけではない。
今日は母上の援護もあり父上が許してくれて警備兵半分の50人と海と反対側の東側の領地を巡回する予定だ。
僕は巡回中に魔獣に襲われた場合に備えて用心の為に鷲魔獣を召喚した。
鷲魔獣は獰猛と聞いていたが、召喚すると素直で羽を広げると4mくらいあり、嘴は鋭く人間が胸を刺されたなら即死だろう。
爪も長く10cm以上はある爪で空から襲われたなら逃げる事も出来ないので僕の護衛をしてもらうつもりだ。
やはり念話で意志の疎通が出来、名前はゴロウにした。
警備兵は全員馬に乗り巡回するので早い、街を抜けると僕が初めて見る農作地帯で、小麦、野菜畑で農民が働いている。
父上が農民に声をかけ。
「作物の出来具合はどうだ」
「これは領主様、気が付かず申し訳ございません。作物は魔獣の被害にも遭わず順調に育っております」
「良かった。マヤ婆さんは元気か? 」
「それが、最近は身体が弱り寝たきりです」
「そうか、大事にしてやれ」
「はい、婆さんにも伝えておきます」
マヤ婆さんと言うのは農民の母親なのだろうが父上は良く農民の家族の事も知っていて行く先々で領民の話を聞き、領民を大事にしているのには驚き、尊敬した。
今回巡回しているのはキィウ王都に続く街道があるので警備兵が頻繁に巡回するので魔獣も盗賊も出なく安全だと思った。
3時間もすると街道を外れ、帰る方向に向かう狭い道を馬を走らせていると集落が見えて来た。
近づくと50軒くらいのこの世界では珍しい木造の家があり、出て来たのは獣人族で驚いた。




