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第97話『それぞれの役割』
「コンビニを作る」という啓太の夢に向け、『クローバー』の五人は役割分担を決めるための作戦会議を開いていた。
「ただの屋台じゃない。24時間誰もが手軽に欲しいものを買える、最高の店舗を作るんだ」
啓太の熱意に、仲間たちも真剣な表情で耳を傾ける。
「仕入れと流通は、あたしに任せてよ!」
シルフィが元気よく手を挙げた。
「精霊の加護で各地の森や冒険者ルートに詳しいから、新鮮な果物や素材を安く仕入れるルートを開拓できるよ!」
「わたしは……POP(手描き看板)と宣伝を担当しますですぅ!」
リーネが胸を張る。
「魔法のインクを使って、パッと目を引く可愛くて美味しそうな絵を描くですぅ! お客さんをたくさん呼び込みますぅ!」
「なら、あたいは接客とレジ締めだな!」
ルナが不敵に笑う。
「勝負師の勘で、お釣りの計算も客の顔を覚えるのも得意だからな! スマイル0ペニーで神接客してやるぜ!」
「俺は店舗のセキュリティと重労働担当だ」
ダグラスが大盾を叩く。
「荷揚げも内装の補強も任せとけ。万が一のならず者も、俺の盾で一歩も通さん!」
「みんな……ありがとう」
元コンビニ店長としてのオペレーション構築と、仲間たちの確かなスキル。店舗開店に向けた最強の「店員陣」が、ここに誕生した。




