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第49話『Cランク昇格!祝勝会の特製ピザ』


 『黄昏の地下迷宮』での試験を終え、本部ギルドへと戻った啓太たち。

 受付カウンターにアースゴーレムの『魔導核』を差し出すと、ギルド内は静まり返った後、大きな歓声に包まれた。

「し、最短時間での核の回収……! 間違いなく全員合格です!」

 職員の宣言とともに、啓太たち四人のギルドプレートが新たな輝きを放つ銅色――**『Cランク』**へと更新された。

「やったね、ケイタ! あたしたち、本当にCランクになれたよ!」

「ふぁぁぁ……! 夢みたいですぅ……! Cランク冒険者ですぅ!」

 シルフィとリーネが飛び跳ねて喜び合う。

 ルナもニカッと歯を見せて笑い、新しくなった自分のプレートを愛おしそうに撫でた。

「ハハッ! 一文無しだったあたいが、まさか一日でCランクパーティーの仲間入りとはな! アンタと出会えてマジでツキまくりだぜ、店長!」

「俺だけの力じゃないさ。みんなの力だ」

 啓太が微笑むと、周りのベテラン冒険者たちからも「大した新人だぜ!」「今夜は奢らせろ!」と祝福の声が飛んできた。

 その夜。

 グランドールの宿屋の個室で、新生『クローバー』の正式結成とCランク昇格を祝う大祝勝会が開かれた。

 テーブルの上に並ぶのは、啓太が厨房を借りて腕を振るった豪華な料理の数々。

 特製ダレでジューシーに焼き上げた『魔獣肉のステーキ』、たっぷりのチーズと香草を乗せた『窯焼きピザ』、そして濃厚な『海鮮ポタージュ』。

「わぁぁぁぁ……っ! 今夜のご飯もすっごく豪華ですぅ〜〜っ!」

「あたい、こんな美味そうな料理見たことねぇぞ……! 店長、料理の腕も神級かよ!?」

「ふふん、ケイタの料理は世界一なんだから! 驚くのはまだ早いよ!」

 シルフィが胸を張り、四人はそれぞれグラスを掲げた。

「それじゃあ、Cランク昇格と、ルナの正式加入を祝って――乾杯!」

「「「乾杯っ!! / 乾杯ですぅ! / 乾杯だぁッ!」」」

 カチャン!とグラスが鳴り響き、楽しい宴が始まった。

「むぐむぐ……! んん〜〜っ! お肉が柔らかくて肉汁がお口の中で爆発しますぅ〜〜っ!」

「このピザってやつ、生地はパリパリだしチーズがとろけて最高に酒が進むぜ……! 最高のパーティーに拾われたなぁ、あたいは……っ!」

 豪快に食べ進めるリーネと、酒を煽りながら感激するルナ。

その賑やかな光景を、啓太は温かい目で見つめていた。

(元コンビニ店長して異世界に転移し、不老の身体と【強運】を手に入れて……気づけば最高の仲間に恵まれた)

前衛の自分、精霊弓のシルフィ、大爆発魔法のリーネ、そして確定クリティカル回復のルナ。

弱点を補い合い、互いを高め合える最強のパーティー『クローバー』。

「ケイタ、何ニヤニヤしてるの?」

 シルフィが隣から覗き込んでくる。

「いや、いい仲間に出会えたと思ってな。明日からはCランクとして、さらに深いダンジョンの攻略もできるようになる」

「そうだね! どんなに強い魔物が出ても、あたしたちなら絶対平気だよ!」

「はいっ! ケイタさんの美味しいご飯があれば、どんな魔法でも使ってみせますぅ!」

「あたいの回復で誰ひとり傷一つ残さねぇからな! ガンガン稼いで、たまには賭場にも付き合ってくれよな、店長!」

「賭場はほどほどにな」

 啓太が苦笑いすると、部屋中に弾けるような笑い声が響き渡った。

異世界の街グランドール。

新たな仲間と絆を手に入れた『クローバー』の物語は、更なる高み――未踏のダンジョン攻略と未知なる冒険へ向けて、輝かしく続いていくのだった。

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