防衛戦線
「ライトニングスパークダブルス!アイススフィア!」
「スキル発動!って、やっぱり敵多すぎ!!!!!」
今私はサクさんと自分だけで約1000万の兵士の相手をしている。
はっきり言って無謀だと思う。1000万だよ!?数字にすると10000000だよ!?前にレベルアップしていた分があるので大分楽だが(戦っている間にもレベルアップするときもある)やっぱり魔力の消耗は抑えきれない。RPGのチート主人公だったら無限の魔力とか持っているのかもしれないが、所詮自分達はTRPGのチートでしかない。TRPGだからね!?
「ちょ……もう無理。フラついてきたから、退却するね」
はい、ここにきてまさかのサクさんリタイア!タイミングがなんと悪いことでしょう!戦線崩壊。いや、これはもう戦線全滅ですわ。
「えぇ!?分かった……よ!召喚術ダイミナアボルトバード!」
「ギャァァァォオオオオオオオオオオオオ」
一応の数合わせとして、召喚魔法でボスクラスモンスターを召喚する。
ボスクラスであったとしても、やっぱりこの数はイジメだ。前にも言ったように、数は暴力になる。
例えると、一人のいじめっ子が居たら、100人のいじめられっ子でかかっていけば、立場を逆転できる。そんなところだろう。
(にしてもやっぱり数が多い……多すぎる!もうこのままじゃ押し切られてしまう)
「ライトニングスパークダブルス……って、発動しない!?全ての魔法の再使用冷却時間が終わってないのか!!」
もう駄目だ……そんな時、城の方から2人の者がやってくるのが見えた。
「ライトニングサンダー!」
「ダークスフィア!」
「あれは……もしかして……?」
「ごめんごめん、敵が急に強くなっちゃって。でももう大丈夫。あっちはもう大丈夫。あとは……こっちだけだ」
ナトが力ずよくそう言う。それに鈴も頷く。
「後の3人は?」
「城かあっち側の門。全員大丈夫ってことよ……さぁて、ここからは魔王に代わって、俺たち勇者が相手をしてやるよ」
「な、何を!!お前らが勇者な訳がないだろう!」
「なら証拠を見せてやろう。勇者のみに使える秘伝の魔法がある。フレイル・ハート!」
ナトを中心に、何かの波動が見える。何か温かいものを感じる。これが真の勇者の力なのだろう。それは敵も同じだった。
「お、お前らが勇者な訳ないんだ!!!!!突撃ぃぃぃ」
「あーらら、カリンは高みの見物でもしといてよー」
鈴が言う。
「俺たちをまず倒してからな?」
2人の言葉が、強く響いたのであった。
遂にあの人達が帰ってきましたねー!!!!!
さぁって、どうなる!?




