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02 中学生ローファー
「『バチッ』って音だった」
思い出した恐怖がフラッシュバックしたのか、彼は股間を揉みほぐしていた。
「朝の通学の時の校門前だったなぁ。股間を押さえてうずくまってる俺は、保健室に運ばれて、午前中の授業は出ずに寝てたっけ」
そうだ。。。痛みを分かり得ない女子は全力で蹴って来る。
革靴のローファーたるや凶器である。
そして、原因を聞いてみた。
「小学校まで一緒にサッカーしてた明美が……中学でやらなくなってさ。胸とか膨らんできてたからイタズラで揉んだ……そうしたら、ああ勘弁してくれ」
彼も冷や汗をダラダラ流し始めた。脳内にこびりついた恐怖は、なかなかぬぐえない。
小学校時代はサッカーのストライカーで強烈なシュート力を誇った明美ちゃん。
サッカーボールじゃなくて、ゴールデンボールを蹴り上げたんだろう。
「1年後くらいに、明美に告白されたんだけど……俺、震えあがって、股間をおさえちまってたよ。無理だった」
さも、ありなん。
潰れなかったのが幸い。
ローファー靴の硬い革は、容赦なくタマタマにダメージをあたえますね。
恐怖が蘇らないよう、スニーカー女子を推すようになったとか。




