私は私?
「レイヨウ!良かった、目を覚ましたのね!」
と言いながら、とんでもない程の美少女が
私を抱きしめる。
「レイヨウ!そなたが無事で本当に良かった!」
と、はたまたとんでもない美青年が私のもとにやってくる。
うん。なんなんだろう。私固まる。
確か私は湖にいたような…。
目覚めた私は今度は高熱を出して
意識が途切れた。
金色の光に包まれる夢
そして夢で聞くあの声が
私に言った。
「レイ、やっと会える」と。
熱も下がり目が覚めた私は
なんと
なんと
美少女?に転生していたのだ。
しかもなんなんだ。
顔は…前世の少女時代とあんまり変わらない、
しかし、髪はシルバーブロンドのキッラキラの
サッラサラ。
髪だけでここまで変わるのか。
それに肌もピッチピチ!
私は鏡を見ながら驚いた。
しかし突然
レイヨウの記憶がシャワーを浴びるように
ザーっと頭から全身に入ってきた。
「うっ、ひっく、うっ…父上!母上!うわーん」
私は涙が止まらなかった。
そうだ。父上と母上は私の目の前で
瘴気に侵された飛竜に亡き者にされたのだ。
「レイヨウ!どうしたっ?」
バタバタと美青年が部屋に入ってきた。
しかし、その美青年も目が真っ赤だった。
それもそのはず、
この美青年は私の兄上。
兄上にとっても両親を亡くしたのだ。
兄上が部屋に入って間もなく、
美少女も部屋にきた。
「レイヨウ…こっちに来なさい。」
そしてこの美少女は兄上と双子の私の姉上。
姉上は私を抱きしめながら、
「大丈夫よ。私達がいるわ。」
と涙ぐみながら言った。
「うっ、ひっく…コウヨウ兄上、リンヨウ姉上…うわーん。」
私は双子の兄上と姉上にすがりつきながら
大泣きした。
私はバッカス公国の第二公女
レイヨウ=バッカス 7歳
両親はバッカス公国の公王と公妃だった。
双子兄はコウヨウ=バッカス 12歳
双子姉はリンヨウ=バッカス 12歳
後に、兄上は公王、姉上は公太女となる。
二人が公国を守ると宣言した時は本当に
涙が溢れるほど感動した。
自慢の兄上と姉上だ。
因みに私は公女のまま!
うん。何も変わらない!
ありがとうございました。
不定期ですが、頑張って投稿します!




