Group blind date.
1.Group blind date.
悠貴が千景に電話していたが千景は出る気は無いらしく留守電に切り替えたがメールがじゃんじゃん入ってくる。
次に電話が鳴った時。
「いい加減にしろよ!うるさいだろうが!」
千景が携帯に出て怒鳴った。
「え?ごめん。この時間なら手が空いてるかと思って……ごめん。また掛け直すよ」
廉が千景に怒鳴られて萎縮する。
「あっ廉?すまん、悠貴かと思って……なんだ?」
千景は相手が廉だと分かると別人の様にやさしい声になり、謝る。
「ん?今忙しいのでは?」
「いや。悠貴が、こないだから合コンしてくれと催促がうるさくてさぁ……」
「してやれば?お前なら簡単にセッティングできるだろ?振られたのもお前の頼みを聞いてだろ?」
「まぁそうなんだが? それより、用はなんだ?」
「いや悠貴が千景に合コンのセッティングしてくれる様に頼んで欲しいと電話かけてきて泣きつかれてさぁ、寂しいんだと。
もうすぐクリスマスだからそれまでに彼女が欲しいってさ。
それに悠貴は、お前の【女にだらしないと言う噂】を一生懸命消して歩いたそうだぞ。約束守ってやれよ」
「………わかったよ。それより廉、体調はどうなんだ?」
「良好だよ。元気さ。玲音はうるさいけどな?」
電話の向こうで『うるさいってなんだ?うるさいって!千景なんかの相手より俺に、ここの解釈を教えろよ!』と声がする。
「パンダの気まぐれの勉強はまだ続いてるのか?
これは、案外と"He might win the lottery." (くじ当たるかも)」
「そうだな。まぁ、そうなってもらわないと困るんだが……。千景はいつだっけ?」
「2月の始めだよ」
「あと、もう少しだな?頑張れよ?落ちると恥ずかしいぞ?うちの大学99.9%は受かってるだろ?」
「俺が落ちるかよ?落ちる確立は隕石に当たるより低いぞ?」
「ならいいが。まぁ息抜きに悠貴の相手よろしくな」
「あぁ、わかったよ」
電話切ると同時にまた電話が鳴る。
「やっと出た!先輩?」
「お前かよ!うるさいな?合コンだろ?
セッティングしてやるよ。いつがいいんだ?」
「出きるだけ早く」
「セッティングだけでいいか?」
「えー、先輩は来ないの?」
「俺は、こう見えても忙しいんだよ!2月には国家試験あるし、バイトも研修もあるんだ。悠貴ほど暇では無いんだよ!」
「え~。でも、ドイツから帰って3日後には合コン行ってたよね?」
「…………。なんでそれを………」
「その時、俺も誘ってくれてもよかったのにさぁ」
「あの時は知り合いが面子が足らないからと言って無理矢理連れて行かれたんだよ!」
「ふーん、それなのに参加した女の子総なめにしたの?モテモテだったらしいじゃん。参加した女の子の連絡先を全員ゲット出来たの先輩だけでしょ?」
「何処からそれを………」
「大学の中では有名だよ?俺が参加する合コンは先輩は引き立て役になってよね?」
「なんでそんな面白みの無いことしなきゃならん?」
「先輩の【女たらしの異名】消してまわるのどんなに大変だったと思ってのさ!
ついでに潤も帰っているから潤も一緒にお願いね」
「へぇ~、いつ帰って来たんだ?」
「2、3日前だよ。よろしくね」
「わかったよ、3対3でいいのか?」
「5対5位で後野郎2人はこっちでいるから女の子お願いね」
「はい、はい。分かったよ。切るぞ?」
また、切ったと同時に電話がかかってきた。
「なんだ?俺は、忙しいんだよ!用件はいっぺんに言えよ!」
「え?ごめなさい。忙しいならまた掛け直しますね」
かわいらしい女性の声がする。
「あっごめん、知り合いと間違えたんだ」
「えーと誰?」
「あっ、秋吉美里です。ご無沙汰してます」
「あー美里ちゃんか元気?本当に久しぶりだね?まだフランスに居るの?」
「いえ。帰国したので、ご挨拶を」
「あぁ、そう。そうなんだ」
「今度皆で会ってゆっくり話と言いたいけど廉とパンダ今、ドイツなんだ。半年近く帰って来ないからなぁ~」
「そうなんですか?」
「うん、潤は帰って来ているみたいだけどね」
「あー、美里ちゃん彼氏はできた?」
「え?いえ、そんな暇は無かったです」
「悠貴がね、合コンしろとうるさいんだ。
その時、潤も来るから、美里ちゃんも来ない?
他に、2人男いるらしいから、久しぶりに悠貴達にも会えるし、もしかしたら彼氏出来るかもよ?」
「千景さんも参加するんですか?」
「うん、まぁ、付き合えと言われているからね」
「なら、私と樹里亜で参加してもいいですか?」
「樹里亜?あいつ、そんなのに来るの?
来るなら連れてきてもいいよ?」
「では、連絡下さい。携帯変わったのでメールアドレス送付しておきます」
「はいはい。またね」
それから、千景は学部内の女の子に声をかけてセッティングした。
その頃廉は講義の後、玲音に教授の所に質問に行くと言って教室を出ようとする。
玲音は、同じ学部の女の子と楽しそうに雑談していた。
「廉。勝手に俺の目の届かない所に行くなよ!」といい。話していた女の子達に満面の笑顔で"Bis bald!"(またね!)と話を辞めて廉を追ってきた。
「別に帰って来るから、教室に居ればいいだろ?」
「約束忘れたの?ちゃんと言うこと聞くって言う約束だったよね?」
「はいはい。分かってますよ。お兄さん」と廉は、からかいながら玲音頭を撫でる。
「もう、辞めろよ!」と言いながら手を払う。
それから、2人は廊下でふざけ合っていると通行中の女生徒にぶつかってしまい、転ばしてしまった。
" Verzeihung."(ごめなさい。)
"Okay?"(大丈夫?)
"Kein Problem."(気にしないで。)
" Es tut mir sehr Leid."(本当にごめなさい。)
廉は、女生徒を起こして、玲音は落とした荷物を広い集める。
「お二人は日本から来てるかたですよね?」
と女生徒は少しぎこち無いが日本語で話した。
「ええ、半年程こちらに留学してます。
日本語お上品ですね、何故?」
「日本に興味有って日本語の勉強してます。お二人はこの大学では有名ですよ?」と笑う。
「こいつがですか?」と廉は玲音を指さして言う。
「綺麗で尚、且つ可愛い方ですよね?」
「ん?」と2人は顔を見合わせる。
「可愛い?」
「カップルで留学してくるのも珍しいですよね?でも、お似合いです」
「え?こいつ俺の彼女ではありませんよ?」
「廉!その言い方誤解招くだろ?」
「俺、男ですから。それにこいつは俺の弟ですから」
「え?そうなんですか?ごめんなさい。綺麗な女性の方だとばかり。
でもお二人は似てないですよね?確か名前も違って居たような?」
「ここでは何なので、突き飛ばしたお詫びにお昼でも奢らして下さい」と玲音が言う。
廉は、玲音に弟だと改まって紹介されると、「やっぱ、弟って納得できないよな?誕生日の遅い早いだけで決まるなんてな不条理だ。俺の方が大人なのに……」とブツブツ言っている。
大学内の食堂は何ヵ所かあり、食堂と言うよりカフェか軽食専門のレストランが多い。
玲音達こ洒落たレストランに入り
「好きなもの頼んでください」という。
彼女の名前は ユリア モルゲンシュテルン。小さい頃両親と日本に旅行に来て日本に興味が沸き、日本語を勉強していると言う。
廉がレオンと言う名前で玲音はレアンと言う女性の名前だと勘違いされていたらしい。ドイツに来て玲音は髪の毛を切っておらずウエーブのある茶髪の髪が肩に掛かるくらい伸びていた。廉が肩幅が広く玲音より、少し背が高い。反対に玲音は撫で肩で線か細く華奢にみえるのも要因みたいだ。
多分、廉と並ばなければ女性と勘違いされにくいのかもしれない。
「廉、お前が原因かよ!」と玲音は廉を睨む。
「俺のせいではないだろ?髪の毛なんか伸ばすからだ。それに声のトーンも少し高いしな俺のせいではないだろが!」
2人は下らない喧嘩をしつつ、ユリアに謝り、もし、日本に来ることや日本に関することで何か役にたつことが有れば連絡してみて下さいと、メールアドレスと連絡先を渡し次の講義に出る為に別れた。
千景がセッティングした合コンの日
店の前で潤と悠貴と千景が話している。
「潤!久しぶりだな?何時まで日本に居るんだ?」
「後3ヶ月かな?その後はアメリカで一年訓練受けたらミッションに選ばれない限り日本での訓練や雑務だよ」
「そうなのか?」
「千景先輩、なんで合コンなのに美里先輩や樹里亜先輩が居るんですか?」と悠貴が言う。
「潤が喜ぶかと思ってな、美里ちゃんも久々に日本に帰って来たみたいだし、調度いいだろ?それに他に3人女性いるからいいだろ?
潤、頑張れよ!
後、先に店に入っていろ」
千景は他の参加者をエスコートするため店の前に立つ。
「千景先輩、相変わらずだね。本当に気づいてないのか?興味がないのか?どっちなんだろ? 」と潤は悠貴に話す。
「多分、大切な友人では有るけど恋愛の対象では無いみたいだね」と悠貴は答える。
「なら、遠慮なく俺、頑張ろうっと」
「なぁ?なんで樹里亜先輩なの??」
2人は話しながら席に着く。
参加者が全員集まり宴が始まる。
悠貴の連れて来た野郎2名と潤は樹里亜狙いで、千景は美里の相手をし、悠貴はナースの卵の女性3人と相手となり、悠貴の思惑通りに進んだ。
一次回終了後、ナースの卵3人と悠貴と潤は二次回に行った。
樹里亜は明日朝早く仕事が入って居るので美里と帰って行った。
千景もこれ以上、悠貴の御守りはごめんだと帰って行った。
残りの野郎2人は樹里亜を誘えず、かと言って悠貴達に置いて行かれ、何処かに飲みに行ったみたいだった。
後日、千景は悠貴からの報告で、ナースの卵3人は潤が宇宙飛行士の訓練生だと知ると全部持って行かれたと。
「なんで!考古学者の卵は、もてないんですか??」と散々愚痴を聞かされていた。
それは、ドイツに居る廉や玲音にも悠貴はちゃんと愚痴っていた。




