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Eternal Return ~永劫回帰~  作者: 天野 花梨
Daily Activities -in University life-
49/100

Live and let live.

1.Live and let live.


 ホテルに帰って廉は、玲音がシャワー浴びて居る間、美術館で会った人物の事を考える。


 黒づくめのスーツ 。

 人形のように透き通るような青白肌、

 整った顔立ちは男?女?中性的な容姿。

 どの人種とも思えない 銀色の頭髪。

 燃えるように赤い瞳。

 普通は一度見たら忘れられないはずである。

 明らかに相手は俺の事を知っていた。

 でも、俺は忘れているのか?

 なぜ?


「廉!廉!おい?」

 はっと気がつくとバスローブ姿で立ちながらタオルで髪を拭いている玲音がいた。

「お前、ちゃんと拭いて出てこいよ。まだ濡れてるじゃないか?ほら、水が飛び散ってる」

「廉。また、意識飛びそうになってたんじゃぁ?」と疑いの眼差しで廉を見てる。

「違うよ、考え事してたんだよ」

「ならいいけど、変だと思ったらすぐ俺に言えよ?いいな!」

「分かってるよ」

「シャワー空いたから入れば?」

「あぁ、入ってくる」

挿絵(By みてみん)


(玲音と一緒だと考え事も出来ないな………。)

 バスルームの鏡で自分を見ながら

 『君は誰?君は何の為に生きている?』と言う声を思い出す。

(あの声は今まで、夢の中で囁いてきた声と同じ声だった。

 俺は、あの人物を知っていたはずだ。

 しかし、人間離れした人物を忘れているということは、事故より前の事か………。)

 廉は考えを巡らすが、答えには辿り着かない。ふと時計に目をやり、

(取り敢えず、さっさとシャワー浴びないと玲音がまた心配して大騒ぎするな。)

 思い直してシャワー浴びてベッドルームに戻ると玲音は既に寝ていた。

 廉の使っていたベットの上で…。


(もう~!お前はどうしてそうなんだ?

 まぁ今日1日中、俺を心配していたらそのまま疲れが出て寝たんだよな?お前………。

 なんで、お前のことは、手に取るようにわかるんだろう?しかし………。)

「ちゃんと寝ろよ!!風邪ひくぞ!風邪ひいても看病なんかしてやらないぞ!」


 朝、目覚めると珍しく玲音が先に起きていた。

「おはよ!珍しく早いな?」

「おはよう!昨夜は廉のベッドで寝ていたわ」

 玲音は眠そうにアクビしながら言う。

「いや、言わなくても分かるし」

「今日は、夕方まで何するの?」

「昼寝?」

「そんなに寝たいなら、病院行けよ!いくらでも寝れるだろうが!!」

 玲音は枕を投げてくる。

「冗談を本気になって怒るなよ。観光ルート決めるんだよ。

 玲音も千景と引けを取らないくらい寝起き悪いよな?」

「廉に言われたくないよ!」


「なぁ玲音?」

「ん?」

「俺、何の為に生きているんだろうな?」

「廉?頭打ったのか?発作か?気分は?大丈夫なんだろうな?自殺なんかするなよ?鬱か?」

「いや、大丈夫だって!夢で見てふと思ったんだよ!」

 玲音は笑いながら廉に向かって言う。

「その答えは俺の傍にいるためさ!それでいいじゃん?俺が生きているのも廉の傍にいるためで………。

 さてと、朝飯食べに行こうぜ」

「その言葉は、どうせなら可愛い女の子に言われたいよな。

 男に言われてもなぁ………。

 ましてや兄貴に言われるのもなぁ………」

「!!」


 廉の顔に見事に枕が命中する。


 ホテルのレストランで朝食のビュッフェを玲音と廉が食べていると千景がやって来た。

「おはよ!一緒にいいか?」

「おはよう!断る理由は無いだろ?」

「パンダ。なんか朝から機嫌悪そうだな?どうした?」

「別に」

「ちょっと冗談をきつく言い過ぎてへそ曲げたんだよ」

「ふーん。また、くだらない兄弟喧嘩かよ?

 それより後でお前らの部屋に行っていいか?」

「あぁ、構わないよ」

「くだらないって………。俺の心は砕けたぞ……」

 玲音は不機嫌にブツブツ呟いている。

「パーティは何時にロビーに集合なんだ?」

「6時頃じゃないか?」



 千景が悠貴と潤を連れて部屋にやって来た。

「なんか、おやつ無いの寂しいなぁ~」と潤が言う。

 潤と悠貴は顔を見合せて頷き、悠貴が言う。

「俺達で買って来るよ~。1人歩きでもないし、潤はこっちで生活しているからさ!」

「なら俺も一緒に行く~」と玲音が言ったが

「パンダは俺達とお留守番」と千景に言われる。

「えー。なんでよ!」

「人寄せパンダだから!」

「なら俺達は行ってくる~」

 悠貴と潤が出て行った。


 また、玲音がご機嫌斜めになっている。

挿絵(By みてみん)


 廉がリストと地図を広げながら聞く。

「玲音、NYで行きたい場所は?」

「コンビニ」


「………」


「昨日、千景がピックアップした中で押さえておきたいのを1人1つピックアップしていこう。千景お前は?」

 廉は、玲音の言葉をスルーして話しを始める。

「そうだな?セントラルパークは絶対押さえたいな?」

「そう言う廉は?」

「俺は、タイムズスクエアに行きたいな。

 出来れば夜のネオンを見たいな」

「玲音はコンビニっと……」

「なんでだよ!」

「さっき、言ったじゃないか?」

「……。それとは違うだろ?」

「なら拗ねずに、ちゃんと参加しろよ」

「パンダはいつまで経ってもお子様だな。

 廉、パンダの教育方針間違っているぞ」

「なんで俺が教育しなきゃならないんだ?

 ああ見えても、あいつの方が世間では兄貴になるんだぞ?あまり認めたく無いがな…」

「パンダ!廉に、見捨てられたのか?」

「!!廉。俺を見捨てるなよ!」

挿絵(By みてみん)

「で、どこ行きたい?」

「ブルクリン橋と自由の女神!」

「1つと、いったのに……」

「まぁ近いからセットにしておくか?」

「俺、グランドセントラル駅も行きたいなぁ」

「千景だって2つ言ってるじゃないか?」

「パンダ………。負けず嫌いだよな?」

「廉には負けるよ」

「ただいま~」と悠貴達が帰ってきた。

「お前らどんだけ買って来たんだよ?」

 2人の両手に袋いっぱいのお菓子と飲物、週刊誌まで抱えていた。

「悠貴この中で、どうしてもNYで行きたい所は?」

「エンパイヤーステイトビルと ロックフェラー・センター」

「1つと……。まあいいか?潤は?」

「この中には無いけどイントレピッド海上航空宇宙博物館」

「 なるほどな ロックフェラー・センター行くなら セント・パトリック大聖堂も行きたいな……」


 自由女神→ブルクリン橋 →イントレピッド海上航空宇宙博物館 →グランドセントラル駅→ロックフェラー・センター→セント・パトリック大聖堂→セントラルパーク→エンパイヤーステイトビル→タイムズスクエア


「回りきれるかな?わりと固まっているからな?滞在時間がキーポイントだな?」

「まぁ行ける所までいくか」

「そうだな」


 気がつくとお菓子と飲物と漫画が散らばってた。

「お前ら!笹とユーカリ捌き過ぎだろ!散らかすなよ!しかも、ここまで来て漫画見るのかよ!」と千景が小言を言う。

「日本の週刊誌売ってたから~。日本に帰ってからでは、もう売ってないもん」と悠貴が読みながら言う。

「廉先輩達がパーティ行っている間、暇だしね。あっそうそう千景先輩!」

 潤が目を輝かせて言う。

「ん?」

「そのノートパソコン貸してよ」

「えっ?俺の命の次に大切な物を………」

「お前の命、安いんだな?」と廉が呆れる。

「!!!」

「貸してやれよ。それはそうと、観光は、樹里亜を誘ってやんないとな?」

「………………」

 廉と潤以外沈黙する。

「俺は、荷物持ちなんかしないし、買い物目当ての観光もしない。

 藤堂先輩達だって折角の休み樹里亜の買い物なんかで潰すのは悪いだろ?」

 千景が重い口調で言う。

「まぁ、そうだけど。玲音、お前なら樹里亜の気持ち少しは分かるんじゃないか?」と廉が玲音に言う。

「なんで俺が分かるんだよ!」と怒る。

「お前1人だとSP付けて貰わないと外出すること出来ないじゃないか?

 ほら、さっきコンビニに行きたいと言ってもダメって言われて拗ねてただろ?」

「……………」

「でも、俺も樹里亜の買い物なんか付き合いたくないよ!荷物持ちも御免だ!」

「なら誘わないのか?」

「少しくらいの荷物なら僕が持つよ。全部は多分無理だけど…」と潤が見かねて言う。

「なら、俺達のプランに文句いわず同行するなら俺は、構わない。

 だがまた、命令する様なら置いていく」

 千景が提案する。

「千景の意見に俺も賛成だよ。1人で可愛そうに思うけど、勝手に振り回されるのは俺も面白くない」と玲音は言う。

「僕も同感です」と悠貴も言う。


「では、誰が交渉するかだな?」と千景が言う。

 一斉に全員が廉を見る。


「おい?お前ら……。面倒な事ばかりを俺に振るなよ?」

「言い出したのは廉お前だ!」と千景が言いきる。

「俺だと、また樹里亜に泣かれでもしたらどうするんだよ?俺、押しきられてさっきの条件破棄されるかもよ?」

 廉は無理だと、ありったけの言葉と体現で表す。

「廉、俺には厳しいけど、他人には優しいもんな?特に女性には………」と玲音は苦情?を漏らす。

「お前は家族だからだろ?甘やかすかよ」

「!!!少しは甘やかせよ!」

「それでも、十分甘えて居るだろうが!

 これ以上、甘えてどうするんだよ!」

 廉と玲音は訳の分からない喧嘩を始めるが周りはスルーしている。


「確かに、廉先輩は優しいから最後には折れてそう………」と悠貴は廉を見ながら言う。

「うん、そうだね」と潤も同意する。


 すると一斉に千景に目が集まる。


「!!!!!!」

「お前ら何も言うな!俺は聞かないぞ!」


「何もいわず、引き受けてくれるのか?

 千景!お前は本当にいい奴だ!」

「廉、なんでそうなる?

 俺は【触らぬ神に祟りなし】がモットーだ!

 それか【藪をつついて蛇へびを出だす】が信条だ。

 日本語がわからないのか?

 "Let sleeping dogs lie."(眠っている犬は寝かせておけ)」


「千景先輩、怒るとどんどん諺が出るよな?

 でも、伊集院教授並みのレアな諺は廉先輩だよな」と潤が観察する。

「時々さぁ。教授が授業中に諺が出るけど分かんないだよね……。諺の意味が……」と悠貴が悩む。

「悠貴は知らなすぎだよ?もう少し勉強した方が…」と潤は言う。

「そうかな?普通だと思うけどな?」

「そこ!自分達は部外者だとを装ってるだろ?」と千景が怒る。

 苦笑する2人。



2.Unrequited love.


 結局、廉と千景のペアで樹里亜の所に行った。

「何かしら?今は、忙しいのよ。パーティの仕度しなくてはいけないから。貴殿方もした方がよくはなくて?」

「そうか、なら帰る」

「おい待て。千景!ごめん忙しい所。

 明日、俺達はNY観光に行くんだけど樹里亜はどうする?

 もうコース決まってて、このコースなんだ。

 結構詰め込んでいるから時間に余裕無くて買い物とか無理だけど……」

「俺達は、荷物持ちはしない。

 純粋に観光したいなら参加してくれ。

 藤堂先輩と齋藤先輩も居るから折角の休みお前の我が儘で潰す様な事だけは、俺は許さない」

「おい?そんな言い方しなくても……」

「分かったわ。ついて行くわ」

「そうか。明日、朝9時にロビーに集合だ」


 自分達の部屋に向かう途中


「なんか、やけに素直だったな?」

「そうか?早く帰れって言ってたじゃないか?」

「パーティの仕度は、女性なら時間掛かるだろ?俺達もそろそろ仕度しないとな」


 廉と千景は自分達の支度をするため、それぞれの部屋に戻った。

 しかし、部屋に戻って見ると既に玲音がバスローブ姿でバスルームの鏡の前に立ちながら自分の支度をしていた。


「あぁあぁ、もう!いい加減にしろ!バスルームをお前1人で占領するなよ。何分待っていると思っているだ?俺には、支度させない気かよ!」


 廉は玲音のマイペースな行動に翻弄されて中々支度が出来ないでいた。


「廉、髪型さらさらにし過ぎてボリューム出ないよぅ~どうしよう?」

 ドライヤーを持ち悪戦苦闘している玲音が言う。

「知るかよ!あぁもういい!好きにやってろ!俺は悠貴達のバスルーム借りる!!」

 しびれを切らして廉は玲音に怒りながら言う。


「悠貴、潤。お前らの部屋のバスルーム貸してくれ」

 廉はバスルームから出て、部屋でくつろいでいた悠貴達に頼む。

「ん?いいけど………」

 2人は顔見合わせる。

「頼む。早くKey貸せ、時間がない」


 イラつきながら自分の衣裳を持ち、悠貴達から渡されたKeyで隣の部屋に入って廉は愕然とした。

 どうしたらこんなに捌けるのか?

 しかし、時間が無いので物を避けながらバスルームに入り仕度を始めた。

 1時間後、廉は自分の仕度を全て済ませて自分の部屋に戻る。

 帰って来た廉の姿を見て2人の後輩達は歓声をあげた。

「おぉ、廉先輩かっこいい!」

「流石、廉先輩なんでも着こなすなぁ」

「これって"Apparel makes the man."(衣服が人間を作る)って言うんだよね?」

「悠貴……。それ誉め言葉じゃ無いから。

 日本語の諺で言うと【馬子にも衣装】っていう意味だから……。

 それよりあの部屋なんなんだ?酷い有り様だぞ」

「う~ん。そうかな?」

「足の踏み場は、有るよね?」

 2人は、顔を見合せ言う。

「…………。しかし玲音は、まだ仕度出来ないのか?」

「ん?そう言えばバスルームから出てこないね?」


「玲音!」とバスルームを開けて廉は絶句する。

「う~ん、どうしよう?髪型が決まらないんだよ!」

「お前、俺が出て行った時と同じ姿じゃないか?

 髪型なんか後にしろよ!先に着替えろ!」

「シワになるじゃん」

「時間がないんだぞ?髪型決まっても服装はどうするんだよ?

 ってか、何時間かけても決まりはしないよ!早く着替えろ!さもないと置いて行くぞ!」

「!!!酷い……。それどういう意味だよ!」

「お前の頭でよく考えろ!」

 渋々、髪型は諦め、着替えてバスルームから出て来た玲音を見て悠貴達は口を揃えて言う。

「おぉ!玲音先輩、凄く可愛いですね」

「うん、かわいい♪」

「!!!廉はかっこいいなのに!何で俺は可愛いなんだよ!」

「なんかボーイシュな女の子がタキシード着てるみたい?」

「なるほどな、そう言われればそう見えるな」

「なんでだよ!納得するなよ廉、俺は男だ」

「もういいからロビーに行くぞ。まだぐだくだするなら置いて行くからな?

 あと、潤、悠貴お前らここで遊ぶのはいいが捌くなよ!わかったな?」

「はーい、いってらしゃい」

「待てよ!廉」

 廉と玲音は部屋から出て行った。


「嵐の後の静けさだな?」と悠貴が言う。

「うん、う~ん……。でも何かちょっと違うかな?それに、そんな諺無いし…」


 どう指摘すればいいか?考えあぐねる潤がいた。 


 既にホテルのロビーには千景が待っていた。

「遅かったな?」

「こいつのせいだよ!悠貴達のバスルーム借りなければ、もっと遅れてたよ」

「まぁ。そんな事だろうと思っていたけどな」

 玲音はまだ髪型を気にしている。

「なんか、より一層パンダ髪型を気にしてないか?」と千景は廉に囁く。

「さっき、悠貴達から【女の子がタキシード着てるみたいで可愛い】と、言われたからさ」と囁く。

「聞こえてるよ!廉!」

「パンダが華奢過ぎなんじゃないか?身長はあるが筋…」

 廉が千景の口を塞ぐ。

「バカ!要らない事言うなよ!玲音のことだから、そんな事を真に受けるとボディービルダー並みにするぞ」と耳元で囁く。

「確かに、あの顔ではキモいな…」

 そんなくだらない話をしていると樹里亜とメアリーが降りてきた。

挿絵(By みてみん)

「綺麗だな」

「あぁ、西洋文化だよな。金髪とドレスの組合せは、ぴったりだ」

 樹里亜は着物を着ていた。

「結局。ドレスにしなかったのか?よく着物あったな?」と話をしていると玲音達にメアリーが聞く。

「パパ達は、まだ?」

「うん、まだ見てないよ。ママ、今日は一段と綺麗だよ」と玲音が言う。

「ありがとう。玲音も素敵よ」

「すみません。遅くなりました」と藤堂がやって来た。

「今すぐ、車を手配しますので」

「親父は?」

「もう少ししたら来られると思います」

「なんか藤堂先輩、凄い着こなしだよな?

 憧れるな、年の差かな?風格かな?

 あぁ、あんな風になりたいな」と千景が絶賛する。


 しかし、その上をいく男が現れた。

「すまない、遅くなって」

【ダンディ】と言う言葉を具現化したような姿だった。

「ママ、今日も一段と綺麗だね。樹里亜も大和撫子絵に描いた様だよ」

「女の扱いもダンディだな」と千景が感心する。

「あぁ、俺には真似出来ない」と廉は言う。

「お仕事、無事終わったの?」

「ん?俺を誰だと思ってるんだ?」

「親父だからこそ、心配なんじゃないか?」

「参ったな………。俺はそんなに息子には信用ないのか?ちゃんと終わってるよ。

 車来たようだ行こう」


 配車は

 藤堂、時宗、メアリー

 千景、樹里亜

 玲音、廉となっていた



 千景と樹里亜の車内


 しばらく重い沈黙が続くが、樹里亜から口を開いた。

「さっきは、誘ってくれてありがとう」

「あぁ、明日は遅刻するなよ。

 その着物は日本から持って来たのか?」

「ええ、着付けの人、見つからなかったからドレスをおば様と見に行ったけど……。思う様なのが無くて……。

 ホテルに聞いたら着付けの人を手配してもらえたから」

「そうなんだ。よく似合ってるよ」

「ありがとう」

 それ以降、また沈黙が続いた。


 "Whom we love best, to them we can say least."

  (一番好きな相手には最も口がきけない。)


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