Game played in real earnest.
【第4章】Daily Activities -in University life-
1.Game played in real earnest.
高等科の卒業式も無事に済み、皆進学試験に落ちる事なく合格し、住み慣れた寮を追い出された男達は自立と称して、共同生活を送るべく新居に引越しを無事に完了した 。
男3人+手伝い1人 。
その男4人は段ボールの山に囲まれたリビングの真ん中で段ボールを机代わりにし、それをとり囲んでトランプで何か真剣勝負をしようとしている。
「先輩!何で先輩達の部屋割り、家事分担の勝負に俺が加わるんですか?」と悠貴が不服そうに聞く。
「大富豪は4人が以上でないと意味がない。本当はあともう一人欲しいが、潤は今アメリカ行って居ないから仕方がないだろ?ババ抜きじゃあ俺のような素直な人間には公平な勝負とは言い難いだろ?」と千景がトランプ配りながら言う。
「………」
他の3人は沈黙する。
「さて、真剣勝負だ!」と千景がゲームを取り仕切っている。
「まずは、部屋割りからだ。5回勝負で最後の5回目に大富豪になった奴が好きな部屋選べ、他の部屋を誰に当てるか決めれる」
「悠貴が大富豪になったら?」と廉が質問する。
「その場合もう5回戦だ!
次の勝負は家事だ!同様に5回目の勝者が買い出し係り、ゴミだし係り、調理係りの中から好きな仕事を選び他の仕事は指名する。
残りの勝負は掃除対戦だ!洗濯、風呂掃除、ここのリビングの掃除だ。
最短で3セット15回勝負だ!」
「千景?これどう見ても、お前、時間無いのに調理係りとか、玲音が洗濯とか、無理なのあるだろ?」
「では、廉全部やってくれるか?」
「おい、お前ら俺に依存するのはやめろ!」
「そうだ!廉に依存していいのは俺だけだ!」
玲音は訳の分からない同意をする。
「おい、そこ違うだろ?」
「まあまあ、先輩。それも含めて勝てばいいじゃないですか?」と悠貴がなだめる。
「始めるぞ!恨みっこなしの真剣勝負だ!」
“ Every man for himself, and the devil take the hindmost.”
【第1回戦結果】
大富豪:廉、富豪:千景、貧民:悠貴、ド貧民:玲音
【第2回戦結果】
大富豪:廉、富豪:千景、貧民:悠貴、ド貧民:玲音
【第3回戦結果】
大富豪:千景、富豪:悠貴、貧民:玲音、ド貧民:廉
【第4回戦結果】
大富豪:廉、富豪:悠貴、貧民:玲音、ド貧民:千景
「これで部屋割勝負だ!」
【第5回戦結果】
大富豪:玲音、富豪:千景、貧民:悠貴、ド貧民:廉
「やり~。俺の勝ち♪一番広い部屋は俺ね。その隣が廉、離れてる部屋が千景ね」
「くそ~。パンダに負けた!」
「次!家事勝負だ!」
【第1回戦結果 】
大富豪:廉、富豪:千景、貧民:悠貴、ド貧民:玲音
【第2回戦結果】
大富豪:悠貴、富豪:千景、貧民:玲音、ド貧民:廉
【第3回戦結果】
大富豪:悠貴、富豪:千景、貧民:廉、ド貧民:玲音
【第4回戦結果】
大富豪:廉、富豪:悠貴、貧民:千景、ド貧民:玲音
「これで家事勝負だ!」
【第5回戦結果】
大富豪:悠貴、富豪:廉、貧民:千景、ド貧民:玲音
「もう1セットだ」
第1回戦……………
「これで家事勝負だ!」
【第5回戦結果】
大富豪:玲音、富豪:千景、貧民:悠貴、ド貧民:廉
「やったー!また、俺の勝ち」
「パンダお前、平均的に【ド貧民】が多いのに、ここぞって所では持って行くよな?」
「それが、実力さ♪それでは決めるよ!買い出し係り千景、ゴミ出し係り俺、調理係り廉ね」
「これで最後、掃除当番対戦だ!」
【第1回戦 ………………
「これで掃除勝負だ!」
【第5回戦結果】
大富豪悠貴、富豪千景、貧民廉、ド貧民玲音
「もう1セットだ!」
【第1回戦……………
「掃除勝負だ!」
【第5回戦結果】 大富豪:悠貴、富豪:玲音、貧民:廉、ド貧民:千景
「もう1セットだ!」
【第1回戦……………
「今度こそ掃除勝負だ!」
【第5回戦結果】
大富豪:悠貴、富豪:廉、貧民:千景、ド貧民:玲音
「もう1セットだ!」
【第1回戦……………
「決めるぞ!掃除勝負だ!」
【第5回戦結果】
大富豪:悠貴、富豪:玲音、貧民:千景、ド貧民:廉
「決まらないんだけど……」と廉がいう。
「悠貴、手を抜けよ?」と千景。
「嫌ですよ!勝負に負けるのは!!」
「もう~。千景、掃除は何がいいんだ?」
「風呂そうじ」
「玲音は?」
「風呂そうじ」
「千景。お前、帰り遅いんだろ?前の日の夜に風呂そうじするのかよ?毎日だぞ?」
「あっ俺、リビングの掃除で」
「じゃあ決まりだな?」
「玲音が風呂掃除、千景リビングの掃除、俺が洗濯とトイレ掃除な」
「あっトイレ忘れてたな」
「それでいいだろ?」
「廉はいいのかよ?」
「無茶苦茶されるくらいなら、自分でした方がいいからな。
さてと、決まった事だし。後は各自、自分の部屋は自分で管理しろよ?
あと共同生活のルール考えないとな?」
「そうだな、ホワイトボード買ってきて予定とか書いておいた方がいいな。特に夕食の有無とか。後、冷蔵庫個人的な物は名前入れるとかな?特に笹は笹マークつけておけよ!後、気付いたことは各自で処理し、お互い、協力し合うことだな」
「基本、寮と同じだね」
「玲音、寮と同じで俺の部屋、出入り自由自在とか思って無いだろうな?」
「何言ってるの?廉の物は俺の物、俺の物は廉の物だよね?協力し合って部屋の管理も俺がしてやるって!遠慮するなよ」
「玲音…お前……」と廉の顔がひきつっている。
「そうだな、Your stuff is my stuff, and my stuff is my stuff. (パンダの物は俺の物で俺の物は俺の物だな?)」
「何でそうなるんだよ?千景!」
「お前ら、俺のプライベート尊重しないと俺、家出するからな?」
「廉が家出したら、この極楽パンダ誰が面倒見るんだよ?パンダの飼育は難しいんだぞ?」
「……………」
全員、玲音を見ながら沈黙する。
「さて飯作るか?悠貴食べて帰るか?」
「うん!」
「じゃあ買い出し付き合え」
「お前らも食器や道具要るから付き合えよ」
「やっぱり廉、居ないと駄目だな」
「うんうん。全部廉がしたほうが……」
「玲音!お前実家に帰りたいか?」
「俺!頑張って家事します」
2. Unpack.
悠貴が帰った後、
「千景、リビングのお前の段ボールの山、さっさと自分の部屋に入れろよ?」
「廉、相談なんだが?」
「ん?」
「この医学書リビングに置いてはダメ?」
「ちゃんと本棚買うからさ?」
「部屋に入んないのか?」
「あぁ、パンダに一番広い部屋取られたからな」
「にしても千景が一番広い部屋でも、流石にここ本は入り切らなかったんじゃないか?」
「お願いだ。廉!」
「玲音が良いって言うなら俺は、構わないけど?」
「パンダ~!おい」
千景は玲音の部屋のドアを叩く
「何?今忙しいんだから!」
「リビングに医学書の本棚を置いてもいいか?」
「え?あの隅?」
「そう、お前が良いって言えば廉は良いって」
「俺もあそこにスノボーを………」
「お前、一番広い部屋なんだから」と部屋を覗くと物で溢れかえっている。
「まさか、あれ全部この中に?」
「そうだよ!だから入り切らないんだよ!」
「何、喧嘩してるんだ?」と廉が来る。
玲音の部屋を見て、廉は唖然とする。
「お前?これどうするの?なんで62インチのテレビなんて………ベッドはどう見てもダブルだよな?机もどう見ても長さ180㎝はあるよな?
電子ピアノにあの漫画、ゲームソフト、パソコンは何台あるんだよ!どう考えても無理だろ?」
「う~ん。やっぱり入らないかな?」
「当たり前だ!」
「だからリビングに………」
「パンダ却下だ!」
「そう言う千景の部屋どうなって居るんだよ?」と玲音から指摘を受けると千景は見るからに焦っていた。
「え?いや、まぁ」
「千景も見せろ!」と廉は千景も部屋に行く。
「………」
玲音以上に、廉を十分に絶句させるだけの物がそこには溢れていた。
セミダブルのベッドにパソコン3台、25インチテレビが2台、天井までの本棚が3つ玲音に負けない机、専門誌らしき山、プリンター2台、ざっと見るだけでも玲音と同等、いやそれ以上の量がある。
「お前ら、何考えているんだ?」
「これらまだ買ったばかりだろ?返品しろよ!」
「どうやっても入るかよ!」
「パンダがリビング素直に置かせくれれば」
「何言ってるの!あそこは引越した時からスノボー……」
「玲音!千景!子供じゃないだから返品しろよ!お前らが出来ないなら俺が強制的にするぞ!」と玲音の言葉を遮り廉は怒る。
暫くして、玲音が廉の部屋にやってくる
「廉、テレビさぁもう開封しているからさぁ、返品できないよ。だからさぁ、リビングに置こうよ?ねっ?リビングテレビ有った方がいいじゃん?」
「百歩譲ってそれは許すとして、あのベットはシングルに替えてもらえよ」
「広いほうが………」
「なら机は置けないぞ、パソコンも1台にしろよ!」
「廉、廉の部屋にパソコンと電子ピアノ…」
「玲音、却下だ!」
「廉、パソコン無いじゃん?このご時世パソコンないと」
「さっき千景が同じ事を言ってテレビとパソコン1台置いて行ったんだよ!」
「ずるいぞ千景だけ!なんで千景には寛容なのに、おれには、厳しいんだよ!卑怯だ」
「お前ら…。わかった、リビングに来い!」
「千景!お前もリビングに出てこい!」
「お前ら2人、荷物を吟味するぞ!」
「千景!玲音、お前らベットはシングルにしろよ!それはいいな?」
『わかってるよ』と2人は渋々言う。
「玲音。お前のテレビをリビングに置いてやるから千景の25インチのテレビで我慢しろ」
「パソコン1台、リビング供用にしてパソコン全部で何台あるんだよ?」
「デスクトップ3台、ノート1台、タブレット1台かな」と千景が言う。
「玲音は?」
「2台、タブレット1台、あとはテレビゲーム機2台」
「どうして3人しか居ないのに、パソコン6台もあるんだよ?」
「なんでだろうな?」
「うん、なんでかな?」
「お前ら……。千景の1台とプリンター1台をリビングに。玲音の1台を俺の部屋で、玲音のゲーム機1台リビングに置け、どうせ悠貴達きたらリビングで遊ぶんだろ?玲音のスノボーは俺の部屋で預かってやるから、リビングの隅に千景の専門誌置かせてやれ。
これでなんとか2人の部屋にるではないか?ってか、これで入らないなら処分しろ。いいな?」
「う~ん、もうひとつ有るんだよな?」
「俺も…」
「2人揃ってなんだ?」
『自転車!』
「自転車なら下の自転車置き場に置けよ?2人分くらいおけるだろ?」
「いやぁ、ちょっとお高い奴なんで下に置いて居ると盗まれるよ?」
「俺のも…」
「高いって、どのくらい?電動自転車か?」
「いやぁ~、軽自動車1台分くらいかな?」と玲音は笑いながら言う。
「パンダ奇遇だな?俺のも…」
「お前ら、親のすねかじるのもいい加減にしろよ?自転車がなんでそんな値段するんだよ?軽自動車って百万単位じゃないか?お前らには、ママチャリでいいだろ?それで十分だ!返品しろよ!」
「いやぁ。オーダーメイドだからさ」
「すぐにキャンセルしろ!」
3.There're no second chances in this game.
「ねね?ここは勝負でさあ~。オセロで勝者1人が希望かなえられるのは?
廉が勝てば2人キャンセル、俺ら2人のどちらかが勝てば1台玄関に入れて片方はキャンセルするってことで」と玲音が提案する。
「その勝負に乗ってやるからには条件がある。お前ら2人とも、今後何か買うときは俺に言え!それが条件だ!」
「決まりだ!!」
『絶対に勝つぞ!!!勝ってやる!" It was like a real fight. "( まさに真剣勝負だ!) 』
三者三様、凄い闘志でオセロ対戦を繰り広げた。
結果は驚くほどの大差で廉の【そこ意地】が勝利し、玲音と千景の2人は約束通り泣く泣く自転車とは思えない値段の自転車のオーダーをキャンセルをした。
3人の部屋が無事に片付いた頃、玲音と千景はどうやったら廉に、マウンテンバイクを購入を許可してもらうかを真剣に相談していた。




