表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来世界に戦争する為に召喚されました  作者: 堕天の翼のあさぼらけ
異次元からの侵略者(仮

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/215

第80話 傷ついたプロローグ

 これは西暦9980年のはるか未来のお話。

 この時代に召喚されたマイは、行方不明になった仲間のケイの捜索任務を終え、惑星ドルフレアから巨大宇宙ステーションに帰還した。

 結局ケイは見つからなかった。

 それと同時に、ケイのパートナーであるサポートAIのミイも、惑星ドルフレアから帰れなくなった。

 ケイが過去の時代に飛ばされた事が判明した時点で、任務は終了のはずだった。

 しかし、ケイの残したメッセージにより、任務を続行した。

 この続行の判断は、間違いだったと言える。

 ケイは結局、帰ってこなかったのだから。

 マイとメドーラの報告を受けたジョーは、激怒した。

 任務の続行は無意味だったからだ。

 それに反論するマイであったが、ジョーは聞く耳持たなかった。

 今の戦局が、それを許さなかった。



「はあ、あんなに怒んなくてもいいのにね。」

 司令室から出てきたマイとメドーラ。

 ふたりの後ろには、サポートAIのアイとアイツウが続く。

「お兄さまがあんなにおっかないなんて、私、知りませんでしたわ。」

 初めてみるジョーの怒りっぷりに、メドーラもショックを受ける。

「だけど今、何が起きてるの?」

 マイは後ろに続くアイ達に尋ねる。

「そうですわ。お兄さまがあんなに怒るんですもの。きっと大変な事に間違いありませんわ。」

 メドーラもマイと同じ気持ちだ。今何が起きてるのか、それを知りたい。


 アイとアイツウは、お互い顔を見合わせる。

 このふたりを見分けるポイントは、アイツウの右目の目尻にあるほくろだけだ。

 アイツウが右を向いて左側を前にしている今、このふたりを見分ける事は出来ない。

「私達も詳しくは分かりません。何やら、大きな戦闘があったようです。」

「今は落ち着いたみたいですが、戦闘は長く続いたようです。」

 先にアイが答え、その後をアイツウが補足した。


 サポートAIは任務中、専用のカプセルに入って、パートナーの召喚者と交信している。

 そのため任務中は、カプセルの外で何が起きてるのか、分からない。

 しかし、今回のケイ捜索任務は、そんなに密なサポートは必要なかった。

 つまり、かなり暇だった。

 惑星ドルフレアの情報も、ケイが上げた報告以上の事は、サポートAIも知らない。

 やれる事は現地語との翻訳作業くらいだが、それはチップのフルオート機能でなんとかなる。

 そんな状況なので、カプセルの外に出て、居酒屋に飲みに行くのもざらだった。

 召喚者とのやりとりは、カプセルの外でも出来る。

 ただ、綿密なやりとりが出来ないだけだ。

 先のケイ捜索編で、アイ達の台詞が少なかったのはそのためだと、後付けしとく。

 カプセルの外に出ても、ジョー達はピリピリしていた。

 アイ達も一応任務中であるため、話しかけられなかった。

 だが、周りから入ってくる会話から、北部戦線で激しい戦闘が起きてる事は分かった。


「ラウンジに行きましょう。そこにリムとナコが居ます。」

 サポートAIは、お互いのネットワークを持っている。

 これも専用のカプセル内にいる時は、意識を共有するみたいに同調出来る。

 普段でも、お互いの位置探知くらいは出来る。

 その気になれば、テレパシーみたいな会話も可能だ。


 マイ達は、ラウンジに向かう。

 ラウンジに入ってマイ達が見たのは、車椅子に座るリムだった。

 ナコは車椅子の後ろに立って、車椅子を押している。

 ナコはマイ達を見ると、つかつかと近づいてくる。

 そして、いきなりマイとメドーラを殴る。

「あなた達は、何をやってたのですか!」

 ナコは怒っている。

 マイは、いつもにこやかなナコしか知らない。

 そのナコがこうも怒ってるのだ。

 凄く申し訳ない気持ちになる。

「あなた達も、あなた達です!」

 ナコの怒りは、アイとアイツウにも向けられる。

「今何が起きてるのか、分かってたでしょ。なんでふたりを呼び戻さなかったのよ!」

 アイとアイツウは、返す言葉がない。

 ふたりはマイとメドーラの意志を尊重したかった。

 もし中断命令があっても、しらばっくれてただろう。


「ナコ、やめて。」

 リムは車椅子から声をかける。

 その声は、以前の元気のいいリムの声ではなかった。

 満足に言葉を話せないなか、なんとか言葉にしたような、たどたどしい言葉だった。

「リム、無理しないで!」

 ナコはリムに駆け寄る。

 リムは今、右半身が軽く麻痺していた。

 右脚はまったく動かず、右腕も肘から先は、感覚がなかった。

 立派だったツインテールも、今は首の後ろで一本に縛られている。

「マイ、メドー、きにしないで。」

 リムは駆け寄るナコを無視して、マイ達に話しかける。


「わたしだって、おなじことを、した、おもうわ。

 ケイを、みすてる、できない、よね。」

 リムはほほ笑みかける。

 だが、右半身は軽く麻痺しているため、その笑顔はいびつだ。

「リム、ごめんなさい。」

 マイは車椅子のリムの左側にしゃがみこむと、リムの左手を両手で握る。

「ごめんなさい。」

 マイは握りしめたリムの左手を、自分の額にあてる。

「だから、あやまらないで。わたしも、おなじこと、した。」

 リムの言葉に、マイは頭を上げられない。

 身体が小刻みに震える。

 最早、なんて言葉をかけたらいいのか、分からなかった。


「ナコさん、教えて下さい。何があったのですか。」

 この状況に耐えられず、メドーラはナコに問いただす。

「ええ、教えてあげるわ。北部戦線での出来事を。」

 そう言うナコの表情がゆがむ。

「だめ。言葉に出来ないわ。」

 ナコは涙を流す。

「アイとアイツウに伝えるから、あとはふたりからダウンロードしてちょうだい。」

 ナコは眼を閉じると、北部戦線での出来事を、アイとアイツウに伝える。

 サポートAIであるこの三名は、意思の共有が可能だった。


 そして、アイとアイツウから、マイとメドーラは北部戦線での出来事を知る。

やばい、今週は医者いったりで、なんも出来てへんのん!

ストック無い言っても、どーにかなった今までとは違う!

頭の中には、三話先まで出来てるけれど、アウトプットがまだなのん!


つー訳で、新章突入だー!( ゜д゜)

また落とし所考えてないから、どーなるか分からんぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ