表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来世界に戦争する為に召喚されました  作者: 堕天の翼のあさぼらけ
惑星ファンタジー迷走編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/215

第52話 行こう、南の森へ!

 これは西暦9980年のはるか未来のお話。

 行方不明になったケイを探しに、惑星ドルフレアの地に降り立ったマイ達三人。

 ここで出会ったローラスは、ケイにつながるかもしれない手がかりを知っていた。

 千年前のかげろうおケイの伝承。

 それを確かめるため、おケイの剣を隠した場所に行こうという事になった。

 だがその前に、マイ達の身分証明が必要となり、冒険者ギルドに向かう。

 そこでマイ達は、ドラゴン退治を依頼されてしまう。

 って、今度はドラゴンって、どうすんの、これ。

 この作品のジャンルは宇宙SFでしょ?

 ジャンル変わっちゃうよね?

 SF要素皆無じゃん。

 あ、ドラゴンって宇宙怪獣なの?

 身体が金ピカで、首が三つあるんだよね?

 これなら宇宙要素あるから、ぎり行けるよね?

 え、ドラゴンって緑色してんの?

 この前冒険者のドルクがドラゴンの右脚に傷を負わせるのが精一杯で、逃げ帰ってきたって?

 これは、あかんかもしれない。



「ドラゴン退治でございますか。」

 冒険者ギルドから戻ったマイ達から出た言葉に、執事のセバスは驚く。

「そのような時間的余裕は、ございませんが。」

 セバスは困惑して、ローラスに視線を送る。

「仕方ありません。ちゃちゃっと済ませましょう。

 それで、ドラゴンはどこに居るのです?」

「南の森に住みついたみたいです。」

 マイのその答えに、ローラスとセバスは驚く。


「南の森って、おケイの剣を隠した場所ですよ?」

「そこにドラゴンが住みついたとは、なるほど。

 これはなんとかしないと、いけませんな。」

 ローラスとセバスは、顔を見あわせる。

「まるで、おケイの剣を護ってるみたいだわ。」

 ローラスは何かを感じとる。

「これを退治だなんて、他に方法はないのかしら。」

 ローラスのこの言葉に、マイ達は安心する。

 冒険者ギルドの連中とは、ローラス達は違う。

「きっと、話せば分かってもらえるよ。」

 マイはローラスに、そう言った。


 一台の馬車が、南の森を目指す。

 馬車には、マイとユアとメドーラ、そしてローラスとセバスが乗っている。

「追われてるわね。」

 しばらく走った所で、ユアが呟いた。

「バッドメアの連中ですか?」

 ローラスが聞き返す。

「いいえ、ギルドの冒険者のようですですが、なるほど、昨日の盗賊風情も混じっておりますわ。」

 ローラスの問いに、メドーラが答える。

 ユアとメドーラは歴戦の戦士。この星の集合意思であるイデのちからを借りれば、これくらいの敵探知は、楽勝だった。

 でも、戦士としての日の浅いマイには、無理だぞ。


「なんでギルドの冒険者が追って来るのかしら?」

 ローラスは疑問に思うが、マイ達には心当たりがあった。

「おおかた、ドラゴンとの会話を邪魔しにきたのでしょう。」

 マイはそう答えるのだが、ローラスは納得いかない。

「何故ですか?おケイの剣の事で私達が行けば、ドラゴンは分かってくれるはずではないですか。」

 ローラスのその言葉に、マイ達三人は同意だ。だが、ギルドの冒険者達は、そう思ってない。

「あくまでも、ドラゴンを退治したいみたいだからね。

 きっとドラゴンにちょっかい出して、僕達に退治させるつもりなんだよ。」

 マイのその言葉に、ローラスは絶句。


「どのみち、連中の足止めが必要ね。」

 ユアはソウルブレイドの剣をてにして、馬車の扉を開こうとする。

 しかしその行動を、メドーラが止める。

「ユアお姉さま、これは私の方が適任ですわ。」

「そうなのか?」

 メドーラの言葉に、ユアは少し考える。

 剣技の戦いなら、この中ではユアが一番だ。

 それなのに、メドーラの方が適任だと言う。

 おそらく、メドーラには何か考えがあるのだろう。

「分かったわ、メドーラ。後は頼むわね。」

「はい、ユアお姉さま。それでは、行ってまいります。」

 メドーラは走る馬車から、飛び降りた。


 馬車を降りたメドーラは、追手の数を探ぐる。

 追手は全部で騎馬十騎、うち二騎は昨日の盗賊風情だ。

 メドーラはお着替えステッキを振るい、旅のお嬢さま風の衣装から、戦闘用のボディスーツに着替える。

 そして、しゃがんで両手を地面につける。

「メドーラ、マナを使うのですか、おやめなさい。」

 ここで、額のチップを通したアイツウからの通信が入る。

 メドーラはマナを使いすぎると、昔のゴンゴル三姉妹のメドーに戻ってしまう。

 それを防ぐには、マナの使用を禁じるしかなかった。

「大丈夫ですわ。因果関係が分かった今、そう簡単に取り込まれたり、いたしませんわ。

 それに、この程度のマナなら、問題ありませんわ。」

「そのようですね。」

 アイツウもメドーラの言い分を理解する。

「でも、充分注意して下さいね。」

「大丈夫よ、心配しないで。」

 メドーラが地面にマナを注ぐと、地面から五体の泥人形が生まれた。


 五体の泥人形は、追手の十人を迎え撃つ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ