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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 3 宿と魔力とサイコロ賭博
66/350

#66

「これで、終わりだ!」

 中年男は叫びながら、ティーカップの中へサイコロを落とす。

 その刹那。

 轟っ!

 どこからともなく、テツヤへ向かって唐突に吹きつける突風。テツヤの茶髪をバッサバサなびかせるのと同時に、ティーカップが吹き飛びそうなくらいに激しく揺れ動く。

 その激しい揺れに、中年の投げ入れたサイコロはあっさり弾き飛ばされた。

「!」

 床に落ちた2つのサイコロは、皮肉にも6のゾロ目。けどもう出目は関係ない。

「カップから出たんで、テメーの負けッスね」

「待て、今のはおかしいだろ!?」

 それまでの強気な姿勢から一転、すっかりパニクった様子の中年。勝ちを確信してた状況から起きた予想外の事態に、完全に取り乱しまくってる。

「どうおかしいんスか。さっきも言ったッスけど、イカサマを見抜くのも技量のうち。オイラが何かやったって言うなら、何をしたのか言ってみるッス」

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