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ロボトムの町中を散々歩き回って、ようやく見つけた比較的マトモそうな宿屋。
何しろ視界に入ってくるのは、いかにもラブホラブホした連れこみ宿や大部屋に雑魚寝するような貧民向けの宿ばっかりで、普通に個室があって普通に泊まれる宿屋はめちゃくちゃレアケース。
それをテツヤが指摘すると、ハギから返ってきたのは何を今さらって反応。
「こんな町に観光で来るバカなんていないんだから当然ですわ」
「じゃあなんでこんな宿屋があるんスか」
見つけた宿屋はチェーン化されてないビジネスホテルくらいの小規模なとこだけど、この町ならトップクラスに入るのはほぼ確実。
「こんなほぼクズだけで構成されたような街でも権力者はいますし、王都や他の都市とのつながりもあります。そういったところから来る連中が泊まる宿屋は、絶対に必要なんですよ」
ハギはそう言うと、1人でずんずかフロントへと突進する。




