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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 2 夜と迷子と底の町
43/350

#43

「だってさっきまで、あんなに危ねえって言ってたのに」

 突然の変貌ぶりにうろたえるテツヤに、ハギは「事情が変わりました」と告げる。

「ワタクシの魔力は、一晩休めば完全復活いたします。そうすれば、あのクソゴブリンどもを皆殺しにして、テツヤさんのショートソードも取り返せるではありませんか」

 ハギの目が据わってる。

「皆殺しって。いや、もうちょっと穏便に」

「何を言っているんですか!? あんな目に遭って悔しくはないんですか、このフニャチン野郎が!」

「あんまり女の子はそういう言葉使わない方がいいと思うッス」

 テツヤがなだめるけど、ハギサイドは聞く耳ナッシング。

「そうと決まったら、さっさと休みましょう。ボヤボヤしていると置いて参りますわよ?」

 ずんずか町の奥へと進むハギを追いながら、テツヤは1番危ないのはこいつなんじゃないかって思いつつあった。

★アニキ語録

『探し続けてりゃ、必ずどこかにヒントはある』

 あの時アニキ、ライターのオイルを本にかけてから燃やしてたッスよ。

 クロスワードでアレだけキレる大人を見たのは初めてだったッス。

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