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#41
「ふう、よかったッス」
どうにか衝突を避けられて、安堵の息を漏らすテツヤ。すると。
「よくないです!」
「わあ!」
いきなりハギが飛びかかってきたから、慌てて回避。ハギはスチャッと着地すると同時に振り返って、さらに続ける。
「どうしてオークの時みたいに、ウワーって突撃しなかったんですか!? ワタクシ、テツヤさんがあのゴブリンどもをザッシュザッシュむっ殺しまくるのを期待していましたのに?」
「音がリアルでイヤッス」
テツヤはツッコみつつ、頭をかく。
「そりゃオークの時は、オイラが死んでも何体か巻き添えにできればどうにかなるって思ったッスけど」
「けど何です?」
ヘタな答えしやがったら殺す、ぐらいの目力でガン見してくるハギの圧を感じつつ、テツヤは続けた。
「けど、今ここでオイラが死んだら、ハギさんが困るじゃないッスか」




