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「どゆことッスか!? 森を出るって言ってたじゃないッスか?」
「うっさいですね、オークどもから逃げてたんですから、そりゃ道だってわからなくなりますよ!」
「逆ギレッスか? 勝手に迷子になっといて逆ギレするッスか?」
「貴方が勝手についてきたんじゃないですか。ワタクシの知ったことじゃありませんよ!」
互いにブチ切れた挙句、責任を押し付け合う2人。追い詰められると本性が出るとはよく言うけど、だとしたらこいつらの本性はよっぽど下劣ってことで確定。
とはいえそんなことをしてる間に日は落ちて、周りは真っ暗だし急に寒くなるしで明らかにピンチ。
「……とりあえず落ち着くッス」
「そうですね。まずは森を出るのが先です」
夜の森にはどんな生き物がいるのかわかったもんじゃないし、さっき逃げたオークたちと再会してもマズい。
一刻も早く森を出ないと、色々とデンジャー。




