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「ユベシ、オメー何言って――」
テツヤは不審げに言うけど、ユベシは真剣そのもの。
「ホントだって! 窓から見たら霧の中にブワーッていたんだって!」
「ユベシの言う通りだ。ここは囲まれてるみたいだぞ」
先に部屋で寝てたラスクも起きてきた。
「けど、囲まれてるってどゆことッスか?」
人を襲うのなら、こんな町外れじゃなくて人の多い中心部を狙うはずだ。
「おそらくですが――」
ハギがティーカップを置く。
「何者かが操っている可能性が高いですわ」
「それって、ペリン商会ッスか?」
「まあそう考えるのが妥当だろうな」
ネリキリもうなずく。確かにクリーズなら、こんな回りくどいことはしない。
適当に罪をでっち上げて、逮捕しに来るはずだ。
「どうするッスか、入ってこられたらヤバいッスよ」
グールたちはドアをガンガン叩いてきて、近所迷惑なこと山のごとし。
そこにフィナンシェが、何やら小瓶をたくさん持ってきた。




